天皇杯優勝で正月を祝ったのもつかの間、エスパルスは前年に続いてゼロックススーパーカップ2連覇を達成。これ以上ない形で2002年シーズンの幕開けを迎えた。6月には日本中を沸かせた02年W杯日韓大会が開催され、森岡隆三、三都主アレサンドロ、戸田和幸、市川大祐の4名が世界最高の舞台で躍動した。
しかしこの年、三都主ら代表選手が奮闘を見せ、シーズン途中には韓国代表FW安貞桓が加入したものの、リーグ戦では1stステージ7位、2ndステージ12位と振るわず。年間順位も8位として、シーズン終了後には2シーズンチームを率いたゼムノヴィッチ監督が退任した。
また、このシーズンには日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会優勝と若い力が新鮮な風を吹き込んだが、その一方で長年チームを支えてきた大榎克己が現役を退き、翌年からコーチに就任することとなった。