今日は日差しが強く、暑い中でも私たちの勝利をともに喜び合おうと多くのサポーターの方々に来ていただいたと思うし、その期待に応えようという話を選手たちとしていたが、残念ながらこういう結果になってしまった。しかし、立ち上がりからボールを握り、主導権を握りながら戦えていたと思っている。不運な形でPKを取られてしまったが、点を取るためにもう1つ精度を高めていく、連携を高めていくこと。そして今日で言えば相手の最終ラインをもっとブレイクしていくといった動きがあっても良かった。途中から大きい選手もいたので、シンプルに上げていくことも、もう少し共有していけたらと思っている。

――立ち上がりからの守備の面はどうだったか？

最近、連携が上手くできていたし、連動してできていた。今日は前からプレッシングをかけて、相手のキーパーにもプレッシャーをかけて、蹴ったボールを回収していく。または、ディフェンスラインから蹴ってくるボールに対して、そのセカンドを拾っていくという形をやっていく中で、意図的にできた回数が多かったと思う。途中で中央が空いて、コンビネーションでピンチもあったが、それは自分たちのボールの失い方だったり、相手の時間帯にも関わらず、何か良いことをしようとして、流れを相手につかませてしまったところがある。ただ、前半は悪い流れはなかったと思うし、後半に関しても不運な形はあったが、チアゴ（サンタナ）、ベンジー（ベンジャミン コロリ）、白崎（凌兵）、カルリーニョス（ジュニオ）はコンディションとしてベストではないので、時間帯も含めて上手く活用しながらやっていこうと思ったが、途中で連携が上手くできなくなったと感じている。もちろん勝ちにいくが、選手のコンディションも上げていかなければいけないという二兎を追ってしまったことが、逆にこういう結果になってしまったと反省点としてある。

――前にオ セフン選手とサンタナ選手を並べる形になったが、高さを生かす狙いだったか？

それもあるが、チアゴに関しては65分から70分あたりが今のところ限界。もしかしたら彼はやれると言うかもしれないが、それをしたことでケガをしても困るので、その時間帯を考えながらやった。2トップで相手に脅威を与えたかったが、そこが上手くみんなと合っていなかったというのが感想。

――ボランチ2人をリーグから代えたが、その意図は？

彼らのコンディションを上げていくことが1つの目標だし、白崎（凌兵）も今週戻ってきたばかりなので、本人とも話をしながら、60分くらいでタイミング良くということもあった。松岡（大起）も試合勘が戻ってきていないので、これからまだまだ試合が続くなかで、彼らがどれだけ上がってくるかというのも大事なこと。その中で2人を使ったし、そこで結果を得ようと思った。ただ、先ほども言ったように二兎を追って、どちらかは得られたかもしれないが、結果としては残念な結果になってしまったかもしれない。

――得点を奪うために準備したところと、その成果は？

ボールを握れるだろうということで、うちのサイドバックに対して、ウイングバックが出てくるのか、ボランチの1人が出てくるところを見ながら、そのスペースをみんなで共有していこうというのと、途中でビルドアップのときにスリー（バック）をやったが、そのときに今度は誰が出てくるのか。その空いてきたスペースを使うということで、そこまでは上手く運んでいるが、最後のところでもう1つ点を取るために相手のラインを超すというか、オーバーラップだったり、インナーラップだったり、またダイアゴナルに動いてラインを壊すという動きが足りなかったのと、そういうパスも少なかったと思っている。