キャンプ・遠征レポート

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2010 清水エスパルスシーズンシート

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【キャンプ9日目】=ゴールキーパー特集=

2005年2月5日

西部洋平選手

西部洋平選手

 このキャンプで最も長く練習を行っているポジションはといえば、ゴールキーパーだ。何度となく選手バスとは別に行動し、試合前や練習後に中原コーチからのボールを受け続けているのを目にする。ウォーミングアップ以外は、ほとんどキーパーだけで、延々とキャッチングの練習を行っている。キャンプイン前に中原コーチに聞いたこところによると、やはりキーパーにとってボールを触っていると安心するし、ボールさえ受けていればいかなる苦しい練習でも、キーパーは耐えられるということだった。中原コーチのキック力にも驚かされるが、本当に側から見ていれば“厳しい”の一言だ。雨あられと中原コーチの右足から繰り出されるコースの厳しいシュートに食らいついている。
 キーパーを据えてフィールドプレーヤーが練習をするときは、残った選手を中原コーチがマンツーマンで指導。キーパーの単独で3人でローテーションとなるときは、2人がストレッチをしながら順番待ちをしている。だが、その待ち時間にも誰一人リラックスした様子はない。1つ1つ大事に確かめるようにキャッチする選手の姿を、順番待ちの選手は食い入るように見つめているのが印象的だ。
 今シーズンからキーパーが5人から3人へと減った。その分、練習の回数は増えたが、だれか一人が怪我をしてしまえば、たちまち補充メンバーがいない状態だ。昨シーズン出場試合数を増やした西部洋平選手、アテネ五輪のメンバーに入り対外試合でがんばった黒河選手、そして2年目の山本海人選手。どの選手もいつでも試合に出られるようにしなくてはならない。
 現在練習生が来ているが、山本選手と2つしか年齢が違わないのにもかかわらず、二人並べばずいぶん無精ひげを生やした山本選手が大人っぽく感じるほどだ。「もう甘いキャラは卒業です」と見せた笑顔はさわやかだったが、頼れる存在へと成長した。昨日のロッソ熊本戦でもコーチングの声は大きく、ラインコントロールやポジショニングなど積極的に指示する姿が頼もしかった。
 わずかに1歳しか違わない西部選手と黒河選手にとって、今年はガチンコ勝負。山本選手の成長も目覚しく、三つ巴の争いが展開されそうだ。一度ゴールマウスを守るとなかなか交代のないポジションだけに、この時期でのアピールが最も大切な場所となる。開幕戦のゴールマウスを守るのは誰かとても気になるところだ。  3人に目標を聞いてみた。西部選手は「全試合出場。そしてタイトルを取れるようにがんばります」。黒河選手は「すべての面でレベルアップが目標です。まじめに努力します」。山本選手は「少しでも多くのゲームに出てみんなに名前を知ってもらって、早くエスパルスの選手やスタッフ、そしてサポーターのみなさんに信頼を得ることが目標です」と語ってくれた。  西部選手が24歳、黒河選手が23歳。山本選手が19歳。キーパーとしては若い顔ぶれがそろった今年のエスパルス、キーパーだけに注目しても成長目覚しい3人の活躍が楽しみだ。

山本海人選手

山本海人選手

黒河貴矢選手

黒河貴矢選手

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