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光崎伸選手(東海学園高)の来季新加入内定会見レポート

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東海学園高校(3年)光崎伸選手の来季新加入内定に伴い、本日、東海学園高校にて記者会見を行いました。
会見の模様は以下の通りです。

■星野清明 東海学園高校校長 挨拶
「本校のサッカー部は今年で創部15年になります。この15年のわずかな期間で、インターハイに4回、全国選手権に3回、プリンスリーグに参加するなど急成長しました。これも鶴田監督の指導の賜物であると感謝しています。
本校の理念は、全ての人が生きて生かされていくという結びつきを大事する「共生(きょうせい)」という言葉を大事にしています。光崎君も3年間、そのような精神の元で教育を受けながら技術を蓄えてきました。本人は監督、コーチングスタッフ、父母の会、仲間たちに感謝の念で一杯だろうと思います。
まだまだ体力的にも技術もこれからです。しっかり体力を養い、技術を向上させ、願わくばオリンピックの選手くらいまで成長してくれることを期待しています」

■鶴田道弘 東海学園高校サッカー部監督 挨拶
「創部15年の中、過去3名の大学を経由してJリーグ入りを果たした選手がいます。ただ高校卒でJリーグ入りするのは今回初めてで、私も嬉しく思っています。
彼は東海学園高校に入学した当時、ボールを持ったときの輝きはありましたが、線が細く、彼の努力もあり2年生の夏過ぎからフィジカル的にもかなりたくましくなりました。左足の武器であるキックからすばらしいスルーパスを出したり、ミドルシュートを打つとか、特にセットプレーでの正確なキックは大きな武器で、そういうところの成が今回の契約になったと思います。私が15年間見てきた中でやはり1番の逸材と思っています。よく本人と話をするのは、もっとメンタリティを強くしなければいけないと。もっとたくましい選手になれば、光崎伸の持っている身体能力や左足のボールさばきは必ず上の方、大げさに言えば日本代表に行ける逸材であると思っています。これから光崎伸をよろしくお願いします」

■原 靖 ㈱エスパルス強化部長 挨拶
「今回、光崎選手を獲得することになりました。我々のスカウトから全国の情報が上がってきますが、その中で山崎スカウトから光崎という選手がいるので練習参加させて見てもらいたいという要請が上がってきました。当時から左足のボールを扱う技術というのは既に我々に情報が入っていました。5月と8月にプロの選手に入って練習参加していますが、入ってすぐに飄々と一緒にやっていました。左足はもちろんですが攻撃に入ったときのポジショニングや冷静沈着さが高校生離れしていると感じました。選手たちからはリバウドとあだ名を付けられてプロの選手たちと一緒にプレーしている姿を見たときにちょっと抜けた存在だなと思いました。これから大事に育てていって日本を代表する選手になるべく、鍛えていきたいと思います」

■光崎伸選手 挨拶
「このたびはエスパルスに入団することが決まり大変嬉しく思っています。これまでお世話になった監督やスタッフ、両親に感謝してプロの世界に挑んでいきたいと思います。プロの世界では自分の最大の武器である左足を活かして1試合でも多く試合に出て沢山の経験を積み、将来的にはエスパルスを代表する選手なり、日本を代表する選手になっていきたいと思います。」


<<<以下、質疑応答

Q.(光崎選手)プロサッカー選手になる今の気持ちは?
「楽しみな気持ちで一杯ですし、自分のどういうプレーが通用してどんな課題が出てくるのか楽しみです。これからやっと始まるなという感じです」

Q.(光崎選手)プロに行けるかもしれないという想いを抱き始めたのはいつ頃からか?
「中学生のときから左足である自分の武器が徐々に出せるようになってきて、プロを狙っていこうと言う気持ちが沸き、高校生になってそれが現実になりました」

Q.(光崎選手)高校3年間の中の経験で特に成長したと思う点は?
「左足の正確なプレーが自分の武器になったのと、メンタル的な面で1年生のときは弱くてすぐにダメになってしまうこともあったが、監督に鍛えられて、どういう状況でも自分のプレーをすることが出来るようになったと思います」

Q.(光崎選手)左足のプレーの中でも特に自分のストロングポイントは?
「左足のパスは中学から練習してきましたが、FKも高校に入ってからずっと居残って練習してきて、自分の狙ったところに蹴られるようになってきました。プロのGKは本当に凄いと思うので、そこでFKを決めたり、GKの嫌なところに蹴られるようにもっと練習したいと思います」

Q.(光崎選手)目標としている選手とその理由は?
「横浜F・マリノスの中村俊輔選手です。昔からずって見てきて、FKやセットプレーでの蹴り方を真似してきました。これからも対戦する機会もあると思うので、その中で何かを得られればいいなと思います」

Q.(光崎選手)まだ大きな大会もあり、その中で凄く注目されると思うが、それに向けて意気込みを。
「選手権は3年間の集大成となります。注目される中でも自分のプレーを出し、チームの目標である全国ベスト4に向けて、今を大事にして練習していこうと思います。注目を超えるようなプレーをしたいです」

Q.(光崎選手)複数のクラブから興味を示されたと思うが、その中で清水エスパルスを選んだ理由は?
「練習参加したときに自分のプレースタイルとあっていると思ったことと、練習の雰囲気もすごく良かったです。若手の選手も多いので、その中で競争しながら自分が成長していける場所がエスパルスだと思いました。」

Q.(山崎スカウト)彼の一番惹かれたところは?
「チームと照らし合わしたときに、左利きでキッカーになれるということが大きなポイントだと思っています。現状、日本中を見渡してもそれほど多くのプレスキッカーの名手と言われる選手はここ最近出てきていないと思いますので、その中で彼のキックにもの凄く魅力を感じました。また、練習参加したときに高校で見せているプレーがプロに入ったときに、よりスムーズに輝くものがあったので、そこに伸びしろを感じました。」

Q.(光崎選手)来年もしかしたらひとつ下のカテゴリーでやるかもしれないが、それについてはどう思っているか?
「カテゴリーはそれほど気にしていないですし、どのカテゴリーでも自分が成長していけると思っています」

Q.(光崎選手)両親に対してはどのような報告をしたか、両親に対しての想いは?
「昔からずっと試合を観に来てくれたり、ビデオを撮ってくれたりしました。また、食事も考えて作ってくれたお陰で体も大きくなり、たくましくなれたと思っています。プロになれてひとつの夢を叶えましたが、これから凄い選手になって自慢できる息子になりたいと思います」

Q.(鶴田監督)公式戦で一番輝いた試合、思い出に残っている試合は?
「高校2年生の愛知県選手権の準決勝東邦戦。負けた試合でしたが、すごく成長したなと感じました。いつも求めている攻守の切り替えの早さだったり、その中でハードワークしながら左足から出されるパスが輝いていたとその時に感じました。基本的に彼のスルーパスから得点に繋がるようなパスが、1試合に2本3本必ずあります。人が見られないところでパス通せたり、スペースの概念が人とちょっと違うのかなと。人と違った目を持っていると、ベンチから指揮を執りながら驚くことが多いです」

会見の様子 ©︎︎︎S-PULSE

意気込みを語る光崎伸選手 ©︎︎︎S-PULSE

(左から)鶴田監督、星野校長、光崎選手、原強化部長 ©︎︎︎S-PULSE

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