鹿児島空港から選手一行を乗せたバスは、天文館ベルク広場に到着。

15時過ぎより、鹿児島市主催によるエスパルス歓迎式が行われた。この歓迎式には、松木園富雄鹿児島市副市長、崎元ひろのり鹿児島市議会副議長、東清三郎エスパルス鹿児島後援会会長、木原利幸鹿児島市サッカー協会会長、昇達男鹿児島県サッカー協会副会長、中村良三鹿児島県サッカー協会副会長、福間秀憲鹿児島県サッカー協会副会長、前原浩一鹿児島地域振興局総務企画部長など多くの方々にお集まりいただいた。

鹿児島市消防音楽隊の「威風堂々」の演奏をバックに、小林伸二監督、選手、スタッフ一同が会場に到着。

まずは花束贈呈。かごしま親善大使永田沙織さんから小林監督へ、城南小学校6年生の神田志くんから西部洋平選手へ、同じく城南小学校6年生の大里皇馬くんから角田誠選手へそれぞれ手渡された。

続いて松木園鹿児島市副市長から歓迎の挨拶。

『小林伸二監督を始め、清水エスパルスの皆さま、ようこそ鹿児島にお越しくださいました。鹿児島のみんなで心から歓迎したいと思います。まずは、この度のJ1復帰、本当におめでとうございます。わずか1年での復帰でございます。これは、監督の指導のもと、団結力、勝負強さ、さらに最後まで諦めないという粘り強さの賜物であると思います。こころからお祝いを申し上げたいと思います。本当におめでとうございました。
鹿児島でのキャンプは今年で12回目となります。毎年、今の時期になりますと、私ども鹿児島市民は、皆さま方のキャンプインを心待ちに致しております。そして、今やすっかりエスパルスのキャンプ地として、鹿児島が定着しておりますことに、大変光栄に存じているところでございます。

皆さま方のキャンプは、市民、そして青少年やサッカーファンにとりましては、サッカーに取り組む姿勢、トッププロのプレーを間近に見られるという大変貴重な機会をいつも提供して頂き、心から感謝を申し上げます。鹿児島は、大変温暖な気候ですし、おいしい食べ物もございます。そしてまた、良質な温泉も出ますので、そういう面でも皆さま方のキャンプをサポートできるのではないかと思っております。厳しい練習のあとは、温泉でゆっくり体を癒やして、そしておいしい食べ物を召し上がって頂き、スタミナを養い、1年間をフルに戦える体力を備えて頂ければ大変ありがたいと思っております。私ども鹿児島市民も一所懸命声援を送りたいと思います』

挨拶に続き、鹿児島市、鹿児島市議会、鹿児島県から激励品が贈呈された。

チームを代表して小林監督が挨拶。

『今日は素晴らしいセレモニーをありがとうございます。我々は去年1年間J2という厳しいリーグを戦いました。そのスタートとして、ここ鹿児島でキャンプを張りました。皆さんの温かいご声援のもと、シーズンの最後に力を出せて、チーム一丸として戦えた、その素地を作ってもらったと思っています。今回のキャンプではJ1で定着、一桁順位を目指していきたいと思います。1次キャンプは沖縄で体作りをやったので、次はゲームでそれを生かすということ。今やれることは何か、今後やることは何か、その中で課題を１つでも埋めながらJ1に入っていければと思っています。2月25日の開幕に向けて、しっかり準備をして、昨年同様、良い報告ができるようにチーム一丸として頑張りたいと思います。短い期間ではありますが、素晴らしいグラウンドでトレーニングを行いますので、もし良ければグラウンドに足を運んでください。今日は本当にありがとうございました』

さらに選手を代表して、鄭大世選手がマイクの前に立つ。

『今回のキャンプで12回目の鹿児島だということをうかがいました。毎回毎回、温かく迎えてくださり、ありがとうございます。僕は去年から鹿児島キャンプに参加しましたが、去年は悲しい想いをしながらこのイベントに参加していました。でも、今年は胸を張って参加することができます。来年もまたさらなる活躍、そして結果を出して笑顔でここに戻ってきたいと思います。皆さんどうもありがとうございました』

最後に記念撮影をして歓迎式は終了。再び鹿児島市消防音楽隊の演奏に乗せて、約300人の観客の皆さまに拍手に送られて、天文館ベルク広場を後にした。チームは一旦ホテルに入り、キャンプ初日の練習に向かう。

■鹿児島市、鹿児島市議会、鹿児島県より激励品をいただきました

＜鹿児島市＞
鹿児島黒牛肉20kg
桜島大根　約10kg
みかんジュース12箱（30缶入り）

＜鹿児島市議会＞
鹿児島黒豚肉50kg
ぽんかん　5kg （6箱）

＜鹿児島県＞
鹿児島黒豚肉40kg
鹿児島県産カンパチ1尾　
鹿児島茶5kg（鹿児島県茶商業協同組合提供）