鄭大世
1本目は、主導権は握れていたが、攻撃の厚みはなかった。後になるほど良くなってきたが、それまではカウンター以外でチャンスを作れていなかった。相手が守った状態でも間で崩すというのが自分たちの良さでもあるが、攻撃の時に2、3人だけで攻めている感じがしたので、そういうところでみんなで良さを引き出していきたい。（ゴールは）去年の良い流れかなと思う。カク（角田誠）が「自分が闘莉王選手を抑えるから、その後ろを狙って」と言ったら見事にボールがきて、最高打点で叩いた良いヘディングだと思う。

（闘莉王との空中戦は）久々に競り合うのが怖いと感じた。自分の落下地点の予測より、彼が先に飛んだりするので、下にいると怖く、こんな感覚は久々だった。でもほとんど競り合いは勝てたと思う。自分はヘディングで触らなくても、体さえ寄せて周りに落とせば勝てるので、そういう意味ではうまくできたと感じた。

このキャンプは、チームを助けるゴールを見つけることと、もっとゴールを取れるポジショニングを取ること。さらにオフザボールの動きの質にもこだわりたい。今年は去年ほどチャンスを多く作ることができないと思うので、その分なおさらオフザボールの動きを突き詰めていきたい。

鎌田翔雅


前回の練習試合は出られなかったので、初めての練習試合で45分以上出られたことは良かった。相手があまり（前まで）来なかったので、余裕を持ってボールを回すことができていたと思う。あと、右（サイド）と比べてと左（サイド）の方が、（右利きなので）中で持てるぶん、比較的時間が取れた。ただ、落ち着いてプレーするだけで、そこから前に出ていく回数が少なかったのかなと思う。もう少しアグレッシブに行きたかった。3本目は最後のところで崩しきれなかった。ただ、上手く行き過ぎなくて、むしろ良かったと思う。まだまだ詰めなければいけないところがたくさんある方がチームとして良い。

キャンプはアピールの場。みんなより少し遅れてのスタートになっているので、試合に出るためのアピールをするしかない。（ピッチ外では）最初の頃よりも過ごし方に余裕が出てきていると思う。コミュニケーションも取ろうと思っていたが、この髪型にしてから、みんなにもよくイジられているので、それはむしろ良かったのなと思う。村田選手と髪型がかぶってしまっているので、これからどうするかは、また考えていきたい。

ビョン　ジュンボン


今季、初めてJリーグチームとの対戦になった。序盤は良かったが、途中から急に崩れてしまった。試合を通じてチームとして最後まで崩しきれなかったところがあったし、メンバーも交代してから、流れが変わってしまったことも残念だった。2本目に入ってから、相手に押し込まれていて、みんな悪い予感がしていたと思う。それが失点につながってしまったのかなと思う。（1グループ目の）2得点、2失点という結果は、良いところも出たし、悪いところも出たということだと思う。自分の出来としては、1本目の序盤に裏のスペースを狙われたが、そこを修正して、しっかりとリカバーすることができたところは良かったと思う。

まだまだコンディションが100%の状態ではないので、まずは自分のコンディションを100%に近い状態に引き上げるということがキャンプの目標。それを練習試合につなげられるようにしていきたい。今年は開幕から試合に出るという気持ちを持って、良いアピールをしていきたい。