NEWSニュース

【磐田戦プレビュー】~4季ぶりの熱いバトルが始まる~

©︎︎︎S-PULSE

ここ数年、サッカー王国として静岡の地位が揺らぐ出来事が立て続けに起こった。13年に磐田がJ2に降格。それからあとを追うように、エスパルスも15年にJ2に降格した。ダービーは13年以来、4シーズンぶりにJ1の舞台で対戦することが叶った。成績は17勝5分22敗。通算対戦成績は負け越しているが、リーグ戦では4連勝中。ただ、過去のデーターは関係ない。文字通り1戦1戦が「戦い」だ。

エスパルスは前節鹿島戦で悔しい負けを喫した。前半41分に、六反勇治のロングキックを鄭大世が落とすと、金子翔太が相手クリアボールに飛び込んでブロック。GKと一対一となり、右足を振り切って決めた。さらに、71分には、ゴール前で金子が粘って白崎凌兵にラストパスを送ると、白崎が左足で流し込んで2点。しかし、セットプレーの流れから立て続けに3ゴールを奪われ、まさかの逆転負けを喫してしまった。掴みかけていた勝ち点3を失ったという意味ではもったいない試合になったが、2点を取ったこと、さらに残り15分までの守備が昨季の王者にも通用することが分かったということは、今後を戦う上では財産になったことだろう。

一方、磐田は今季、元日本代表の中村俊輔が加入。38歳となったが、言わずと知れた日本を代表する選手であることに変わりはない。第3節大宮戦の5分、ゴール正面からFKで5枚の壁をものともせず、ゴール右隅に決めて、自身が持つJ1で直接FKでの得点を23に伸ばした。中村の今季初ゴールは、磐田にとっても今季初ゴールとなり、そして磐田の今季初勝利にも貢献するゴールとなった。このようにチームの精神的支柱としても機能しているのは間違いない。

小林伸二監督は、磐田の警戒するポイントを2つ挙げた。セットプレーと、クロス。

セットプレーは言わずもがな。上記の通り、ゴールに近い位置でのFKは命取りになりかねない。六平光成も、
一発があるので、簡単にFKを与えないように、声を掛け合って落ち着いてやりたい
と話す。またセットプレーは、エスパルスの弱点でもある。今季、開幕神戸戦でも、橋本和に決められたゴールは、神戸の右CKから始まった。さらに前節の失点も1失点目はFKから、2失点目はスローインから、そして3失点目はCKからと、今季の4失点の全てがセットプレーから始まっている。

そして、クロスへの対応。小林監督は、特に右サイドハーフの太田吉彰の右足を警戒しているようだ。もちろん左サイドには15年にJ2で17得点、昨季J1でチーム2位の6得点を挙げた得点力もあるアダイウトンもいる。両サイドを勢いに乗せるわけにはいかない。

4季ぶりのダービーは、現在ではその姿が少し変わっている。最後の対戦となった13年ダービーに先発した選手の中で、前節先発した選手は1人も残っていない。そもそも、前節先発した選手で、ダービーを経験したことがあるのは枝村匠馬だけ。枝村は、これまでダービーで3得点を挙げるなど、ダービーたるものを肌で感じてきた。

ダービーは負けられない戦いになるが、楽しみな時もあるし、プレッシャーがかかる時もあった
と振り返る。ダービーを初めて戦う選手にとっても、周囲の熱気と期待に、こみ上げるものがあるだろう。静岡で1番強いのはどちらか。それを証明する試合にしよう。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


**********

2017明治安田生命J1リーグ 第5節   
4月1日(土)15:00キックオフ 

ジュビロ磐田 vs 清水エスパルス
@エコパスタジアム

<テレビ/ラジオ中継>
DAZN/静岡放送
SBSラジオ/FMしみず/FM Haro!

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

**********

●エスパルス公式モバイルサイトへのアクセス方法はこちら>>

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース