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【大宮戦プレビュー】~最初の一歩を踏み出す~

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ホーム3戦目となったルヴァンカップ予選第2節。昨季J2でも対戦した札幌との一戦は、リーグ戦から選手全員を入れ替えて臨んだ。先発にはチアゴ アウベス、カヌといった新戦力のデビューに加え、高校生の平墳迅が先発、同じく高校生の新関成弥、滝裕太もベンチ入り。全く新しい姿をサポーターの前に見せたいところだった。しかし、個々の特徴を見せることはできたものの、それが結果で現すことができなかった。リーグ戦と同様、セットプレーに弱さを見せてしまい、81分進藤亮佑にコーナーキックからヘディングを許して失点。終盤の猛攻も実らず、敗れてしまった。しかし、
結果は出なかったが、表現している選手がいるので、そこは大事にしたい。そこがリーグ戦の上澄みになる
と小林伸二監督は言う。

その前に行われたリーグ戦では柏を相手に勝利を収め、連敗を止めている。65分、村田和哉の中央に切り込むドリブルから、クロスが相手ディフェンスに当たってコースが変わったところに、鄭大世が飛び込んで先制。さらに後半アディショナルタイムにカウンターから、ミッチェル デュークの勝利を決定づけるゴールで、ルヴァンカップで敗れた借りを返している。

今節ではリーグ戦で作った流れの上に、カップ戦で個々に表現した選手を上手く融合したいところだ。

大宮はリーグ戦で神戸と対戦。37分に、自陣で痛恨のパスミス。深くまで持ち込まれて、最後は中坂勇哉に中央で合わされ失点。さらに、53分にはロングスローからゴール前の混戦になり、岩波拓也に押し込まれてダメ押しの2点目を奪われる。大宮はシュート4本。攻撃の糸口を見いだせず、まさかのリーグ6連敗となった。

ただ、その後に行われたルヴァンカップでは、
カップ戦で、出てない選手がハングリーにやっていた
と小林監督が言うように、柏を相手に互角以上の戦いをしていた。前半にサイドで崩して大山啓輔の強烈なボレーシュート、後半には右サイドからのクロスに高山和真がヘディングシュート。どちらもGKのファインセーブに遭うが、ゴールが決まっていてもおかしくない場面だった。しかも、リーグでは不調に苦しむなか、この試合で初完封、初の勝ち点を挙げている。大宮にとって一つのきっかけにはなりそうである。だからこそ、この試合は難しい試合になる。

そして、大宮には昨季までエスパルスに在籍していた大前元紀がいる。移籍後ここまでノーゴール。しかし、彼がそれで終わる選手ではないことは、これまでエスパルスを見てきた人なら誰でも分かることだろう。犬飼智也も、
大前選手のすごいところは、どんな相手でもゴールを取れるということ。相手にしたら怖い選手であるというのは、一緒に練習をしてきてよく分かっている
と警戒している。大前に入れられてしまうこと、大宮に勢いに乗らせることになれば、手がつけられなくなる。だからこそ、
先制点を取ったら崩れると思う
と鄭大世が言うように、早い段階で相手の気持ちを削いでしまうことが大事になりそうだ。そうなれば、今季アイスタ初勝利に限りなく近づくだろう。

昨季もホーム初勝利まで6試合かかった。しかし、終わってみれば終盤の6連勝を含む12勝5分4敗と圧倒的に勝ち越している。つまりその壁を乗り越え、最初の1勝さえできれば弾みはつく。

ホームでたくさんの人に応援に来てもらっているので、そこで喜んでもらって『楽しかった』と、また来てもらえるようにしたい」(小林監督)

アイスタの声援を力に変えて、ホーム初勝利を成し遂げたい。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2017明治安田生命J1リーグ 第7節   
4月16日(日)13:00キックオフ 

清水エスパルス vs 大宮アルディージャ
@IAIスタジアム日本平

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公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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