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【FC東京戦プレビュー】~出口を見つける試合に~

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公式戦の未勝利は、これで11試合。直近のリーグ横浜FM戦でも、終盤のパワープレーでゴールが奪えずに敗れてしまった。試合後、鄭大世が「いつもホームでは内容では勝っている」と話すも、それを結果として現すことができないもどかしさがある。そこから、どうにかして勝利という出口を見つけ出すこと。それがこの試合で求められる唯一のことだろう。

ルヴァンカップ前節は大宮戦。開始早々の4分に、右CKから高山和真に頭で押し込まれると、同じような状況で14分にも右CKから河面旺成のヘッドの跳ね返りを黒川淳史に押し込まれ、早々に2点のビハインドを負ってしまう。後半にエスパルスの時間帯を作り出すが、73分、次のゴールを奪ったのは大宮だった。73分、ネイツ ペチュニクのクロスに岩上祐三が合わせて決定的な3点目。81分にも追加点許して0-4の完敗となってしまった。これでルヴァンカップは未だ勝利がなく、5連敗となっている。

対するFC東京のカップ前節は柏戦。ドゥドゥ、ハモン ロペス、ディエゴ オリヴェイラといった外国籍選手を並べた柏に対し、攻め込まれる展開が続く。シュート2本と、攻撃の糸口を見いだせないまま前半が終了した。しかし、FC東京は56分にピーター ウタカを下げ、前田遼一を投入してから盛り返す。攻撃にリズムが生まれるようになると、72分に徳永悠平のクロスに前田が頭で合わせてゴールを決め、これが決勝点となった。FC東京の成績は、これで4勝1敗。Aグループ3位以上が確定している。

エスパルスは、すでにグループリーグの敗退が決まっているが、FC東京は引き分け以上で1位通過となる。しかし、負ければプレーオフの可能性も残されており、この試合は是が非でも勝ち点を奪いに来ることは間違いない。とはいえ、タレント揃いのFC東京にとっては、どのようなメンバーを組んでこようとも脅威であることは変わらない。

もちろん、エスパルスとしても黙って勝ち点を献上するようなことはしない。

消化試合であることは間違いないが、チームは勝利に飢えている。勝つことが大事
と小林伸二監督も力を込める。しばらく忘れてしまっている勝利の味を、ここで思い出さなければいけない。そのためのカギは守備ということになるだろう。カップ戦、リーグ戦とも、勝てなくなった11試合で26失点。1試合平均で2失点をゆうに超える。昨季は安定した守備を土台として戦ってきていたはず。その積み重ねが揺らいできている。

守備の再構築をしていかなければいけない」(小林監督)
と取り組んでいるところだ。FC東京の個に対して、エスパルスの組織的な守備で対抗すること。原点に立ち返ってまずは守備からという意識で戦いたい。

ルヴァンカップは今節が最終戦。エスパルスとして、このまま勝ち点を1つも挙げられないまま大会を去るということはあってはならない。何とかして爪痕を残していくこと。それがリーグにもつながることは間違いないだろう。この試合のあとに続くリーグFC東京戦のためにも、勝ってアドバンテージを持ちたい。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2017 Jリーグ YBCルヴァンカップ グループステージ 第7節   
5月31日(水)19:00キックオフ 

清水エスパルス vs FC東京
@IAIスタジアム日本平

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スカパー!(ch.801)/スカパー!プレミアム(ch.581)

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