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【C大阪戦プレビュー】~昨季の興奮を再び。C大阪戦から上昇へ~

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ここまでリーグ8戦勝ちなし。チームとして勝ちきれない試合が続くが、この2週間の中断期間はエスパルスにとっては充実した期間となった。10日にはサテライトリーグ第3節広島戦を戦い2-1で勝利。鄭大世が、
今まで負け癖がついていた。一気には巻き返せないが、サテライトリーグでも勝てたことが自信の積み重ねになる
と話しているように、「勝利」という感覚が戻ってきている。これをリーグでも続けていくことが、残りも3試合となったリーグ前半戦を戦う上で大事になるだろう。

今節の相手のC大阪は、ここまで8勝4分2敗で2位。25得点はリーグ3位、11失点はリーグ1位、得失点差14はリーグ2位と、どこを見ても穴がないような印象がある。ただ、今季大型補強を行ったとはいえ、C大阪は昨季J2を戦ったライバル。スタートラインは同じはず、必要以上に警戒することはない。

C大阪は、前節新潟と対戦している。序盤からチャンスを作り続けたのは、やはりC大阪。12分にはCKから山村和也が合わせてネットを揺らすが、これはオフサイドの判定。絶好のチャンスを逃すと、そこから新潟も反撃に出たがGKキム ジンヒョンの好セーブでしのぎ前半は0-0。しかし後半に入るとゴールラッシュとなった。68分には柿谷曜一朗がPKを決めて先制、さらに73分には水沼宏太のクロスに山下達也が合わせて2点目、80分には素早いリスタートから山村が裏に抜け出してゴールに流し込む。さらに86分、最後はソウザが直接FKを沈めて4点目。危なげなく勝利を飾っている。

前節の試合を見ても分かるように、C大阪はセットプレーを武器としている。今節は直接FKを決めたソウザが累積警告により出場停止。それでも、強さは変わらない。187cmの杉本健勇、186cmの山村、さらに上背はないが山下もヘディングを得意としているなど、要注意選手が少なくない。エスパルスとしては、セットプレーからの失点はここ数試合喫していないが、過信はもちろん厳禁だ。

それ以外にもタレントは充実している。前節は怪我で出場できなかった右サイドハーフの清武弘嗣も復帰してきており、さらに左サイドハーフには柿谷曜一朗もいる。ボランチの山口蛍は日本代表で怪我を負うも、この試合に向けて調整しているようだ。

個人対個人で考えたら難しい試合になるかもしれない。だが、チームとして戦えたら面白い試合になると思う
と鎌田翔雅が話すように、サッカーはチームスポーツであり、組織で対抗したいところだ。

エスパルスのリーグ前節は2週間前、FC東京と対戦した。ルヴァンカップで同じくFC東京と対戦し、勝利を収めた4日後ということで、エスパルスは上手く試合に入れたものの、68分にカウンターから大久保嘉人に1発を決められると、84分にもこぼれ球を大久保に決められて0-2の敗戦。攻撃陣も不発に終わり、5試合ぶりの無得点試合になった。

鄭大世が脳震盪で出場できなかったこと、さらに白崎凌兵が試合中のアクシデントで交代を余儀なくされたこともあるが、シュートはわずか4本止まり。鄭大世は今節の出場に問題はないが、白崎はここから数ヶ月は欠くため、そのポジションは誰かが補わなければいけない。それはこれまで出場できなかった選手にとってはチャンスでもある。ミッチェル デュークは、
コンディションは非常に良いし、前節を除いてチャンスは作れている。自信を持ってやれているので、ゴールもアシストもそのうち付いてくると思う
と話せば、同じくこのポジションを狙う金子翔太も、
今までとは違ったアクセントを与えられたらと思う。サイドハーフは前にも後ろにも行けるので運動量が生きるかなと思う
と意気込みを持っている。その他の選手も含めて、ここでもポジション争いが激化しており、それがチームをさらに強くすることになるだろう。

C大阪戦と言えば、昨季終盤に昇格まで駆け上がった9連勝の、そのスタートとなった試合。それは選手、サポーターも意識しているはずだ。準備を整えてきたこの2週間、その力を全て出し、この試合をきっかけに再び上昇していきたい。



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2017明治安田生命J1リーグ 第15節   
6月17日(土)19:00キックオフ 

セレッソ大阪 vs 清水エスパルス
@ヤンマースタジアム長居

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