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【北九州戦プレビュー】~「負けたら終わり」の天皇杯。勝って確実に駒を進めよう~

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天皇杯が今年も始まる。今季は4月に1回戦がスタートするなど、例年と比べると早い時期からのスタートとなった。エスパルスは2回戦から参戦。相手は昨季ともにJ2で戦った北九州となった。

昨季J2での対戦成績は2戦2勝。第9節アウェイでの一戦は、40分に原一樹のゴールで先制される苦しい試合になった。後半開始直後にオウンゴールで追いついたものの、あと1点が奪えない展開に。ようやく後半アディショナルタイム大前元紀のダイビングヘッドで逆転に成功。昨季における初めての逆転勝利となった。さらにホームでの対戦となった第37節は、32分の大前の先制ゴールから、90+5分に鄭大世のPKでダメ押し。快勝をしている。

北九州は、昨季J2で最下位となる22位でJ3に降格。今年から新たな舞台で戦っている。原一樹、風間宏希など主力はチームを去ったが、それでも小松塁、池元友樹などは残留。さらに今季は山形から山岸範宏を、そして福岡から平井将生を獲得するなど、J1でも活躍をした選手が加入しチーム力は強化されている。今季から北九州の監督に就任したのは、現役時代、横浜Fなどで活躍した原田武男監督。プロチームを率いるのは初めてとなるが、J2昇格という最大の課題に向けてサッカースタイルの改善に取り組んでいるようだ。

昨季まではラインを下げて粘り強く守ってからカウンターを狙うサッカーをしていたが、今季は前線からボールを追いかけることや、ボールをつないで主導権を握るなどアクションサッカーへと変貌を遂げている。現在J3で12試合を終え、6勝2分4敗で6位。第4節、第5節で連敗を喫するなど、13位まで順位を落としたこともあったが、直近では第12節G大阪U-23戦、第13節福島戦に連勝中だ。

すでに北九州は4月23日に天皇杯1回戦を終えている。相手は四国リーグに所属しているアルヴェリオ高松。試合は序盤から攻勢に出る北九州が平井のゴールで先制すると、そこからはゴールラッシュとなった。前半を3-0で折り返したものの、後半には7得点を挙げて、結果は10-0。平井、花井がそれぞれハットトリックを達成している。初戦のプレッシャーを跳ね除け、順調に1回戦を突破した。

一方でエスパルスにとってはこれが初戦。初戦敗退となった15年の藤枝MYFC戦を持ち出すまでもなく、初戦は毎年のように難しい試合となっている。昨季も、関西大学を相手に27分に金子翔太のゴールで先制したものの、56分に同点ゴールを決められる。79分に長谷川悠のゴールで何とか勝ち越したものの、苦戦した試合となった。

この試合でエスパルスには勝利が求められることはもちろんだが、プラスαも求められることになる。それは、現在なかなか勝ち星を挙げられていないリーグ戦に良い流れを持ち込むこと。ルヴァンカップで勝利を挙げられず、チーム全体の勢いがなくなってしまったという二の舞いにはしたくない。リーグでは、甲府、札幌とエスパルスにとっては重要な試合が続く。その前に、チームとしての雰囲気を上げていきたい。

ただ、リーグ戦のためというだけの試合ではない。最近では12年には準優勝、14年はベスト4、16年にはベスト16まで進出している。エスパルスの歴史を語る上で、天皇杯は重要な大会だ。

タイトルを取るチャンスがある大会。チームとしても個人としても大事にしたい」(金子)

2001年以来の優勝に向けてスタート。確実に勝って駒を進めたい。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦
6月21日(水)19:00キックオフ 

清水エスパルス vs ギラヴァンツ北九州
@IAIスタジアム日本平

<テレビ/ラジオ中継>
なし

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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