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【甲府戦プレビュー】~富士山ダービーで10戦ぶりの勝利を~

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2015年シーズン以来の富士山ダービーが始まる。

リーグの対戦成績では8勝3分1敗と勝ち越している相性の良いカードだ。ただし、ここ3試合は勝利を収めることができておらず、その中で15年のホームでは初めて甲府に負けている。油断してはいけない。

甲府は、直近の公式戦となる天皇杯2回戦、JFLに所属するヴァンラーレ八戸戦でジャイアントキリングを許した。メンバーは11人全てを入れ替えていたとはいえ、攻撃が上手く噛み合わず、67分にコーナーキックから失点。終盤にレギュラー組を投入するも、最後まで1点が遠かった。

逆にエスパルスは天皇杯2回戦でギラヴァンツ北九州と対戦して4-1の快勝。そこからチームの雰囲気がさらに上がっているが、2年連続初戦敗退となっている甲府は、この敗戦がどのように影響を及ぼすのかというところもある。

リーグではエスパルスは前節、2位のC大阪と対戦。3分にスローインからチアゴ アウベスのクロスに鄭大世が合わせて、いきなり先制する。その後、守備陣もC大阪のクロスを跳ね返し続けたが、勝利が見え始めた後半アディショナルタイムに、エリア内でハンドを取られてPKを献上。清武弘嗣に決められて勝ち星を逃した。9戦ぶりの勝利を逃したチームに対して、勝つためにはどうしたら良いのか。

勝つためには最後まで集中すること。自分が試合に出るようになってからリーグでは一度も勝てていないので、1試合でも早く勝ちたい
とアウベスは語る。エスパルスは75分以降の失点がリーグで4番目に多い6。そのうち後半アディショナルタイムの失点が3。この数字はリーグ最多となっている。さらに、前半リードした試合では0勝3分1敗と一度も勝てていない。90分を通しての試合運びが大事になりそうだ。

甲府はリーグ第15節で、8連勝中の柏と対戦。しかも、前半からチャンスを作っていたのは、むしろ甲府の方だった。エデル リマ、オリヴァー ボザニッチ、ウイルソン、ドゥドゥ(今節は累積で出場停止)と外国籍選手を4人並べた甲府は柏と互角以上の勝負を見せたが、GK中村航輔のファインセーブに遭いゴールを奪うことができない。そのまま時間は進み0-0のスコアレスドロー。勝利の予感もあったが、一方で柏の連勝を止める大きな勝ち点1となった。

今節の対戦は、現在2位のC大阪、1位の柏から勝ち点1を奪ったチーム同士の対戦ということになる。また現在勝ち点15で13位のエスパルスは、14位甲府とは勝ち点で並び、得失点差でわずか1ポイントリードしているだけだ。さらに上位チームに強いというのもエスパルスと似ている。また甲府は6試合勝利なしと、ここ数試合で勝てていない。そのような共通点も多いチーム同士のため、エスパルスはもちろんだが、甲府も勝ち点3を取りに来るという白熱したゲームになることは間違いない。

ただ、戦い方は違う。甲府は、3-5-2の基本フォーメーションから守備時は後ろに人数をかけて5バックを取ると見られる。よってエスパルスが得点を奪うには、この壁を崩さなければいけない。そこはリーグ第14節のFC東京戦後の1週間を使って対策し、サテライトリーグ第3節広島戦も使ってトレーニングをしてきており、準備はじっくりと行っている。

さらに、エスパルスは天皇杯でセットプレーから2得点を上げた。未だリーグで決められていない形だが、チームとして取り組んできている成果が出つつあることを示している。守備的な甲府にとっては、セットプレーも有効な得点パターンとなるだろう。

これまで勝てないと言われ続けたアイスタで、ルヴァンカップ、天皇杯では勝利を収めた。あとはリーグ戦だけだ。前半戦最後となるホームゲームを勝利で飾り、勝ち点を積み上げたい。



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2017明治安田生命J1リーグ 第16節   
6月25日(日)18:00キックオフ 

清水エスパルス vs ヴァンフォーレ甲府
@IAIスタジアム日本平

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