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【川崎戦プレビュー】~中断前最後の試合に勝利して星を五分に戻す~

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エスパルスは前節湘南と対戦した。開幕からホーム未勝利という苦しい状況を乗り越えて、アイスタの大声援を力に変えることができるようになったエスパルスは、23分北川航也のPKで早くも先制。さらに、40分にもクリスランのPKでリードを広げ、2点差で後半を迎える。後半も開始から攻勢に出ると52分には右サイド飯田貴敬のクロスにクリスランが落とし、そのボールを北川がダイビングヘッドで押し込んで3点目、その直後にはクリスランが相手ディフェンスの裏に抜け出しゴール前に転がすと金子翔太が詰め、大量の4点リード。しかし、湘南に1点返され、さらに松原后の退場もあるなど、試合は終盤にかけて一変する。ほぼエスパルス陣内でゲームが進みアディショナルタイムに野田隆之介に決められ2点差に迫られるも、何とかリードを守り抜いて勝利。中断前最後のホームゲームを勝利で飾った。

ただ、この試合もそうであったように、きっちりと守りきれなかったというところが課題だ。エスパルスはこれまで完封勝利はゼロ。つまり、ここまで5勝のうち全てで失点をしている。今後安定した勝利のためには、耐えきる戦いも必要になってくるだろう。

川崎Fは前節柏と対戦した。32分、小池龍太のスルーパスに、ディフェンスの間に走り込んでいた伊東純也が芸術的なターンで抜け出され、そのままゴールに流し込まれて川崎Fは1点を追う展開になった。しかし、持ち味の攻撃力を見せたのは後半だった。58分、小林悠が高い位置でボールを受けると、そのまま持ち込みミドルシュート。これがゴールに突き刺さって同点に追いつく。その後、柏はキム ボギョンがゴール前で連続シュート、川崎Fはクロスのこぼれ球を拾って中村憲剛のシュートなど、両チームとも決定機を作るがGKの攻守に阻まれてゴールを決められない。勝負が決したのは、アディショナルタイムだった。92分、左サイド長谷川竜也のクロスに、合わせたのは途中出場の鈴木雄斗。劇的ゴールで川崎Fは連敗を2で止めた。

川崎FはAFCチャンピオンズリーグに出場しているためルヴァンカップのグループリーグが免除されており、前節のリーグ戦から1週間の余裕があった。この最終節に向けて、準備万端で来るだろう。試合当日はすでにチケットが完売している。意気込みも相当なものだろう。

エスパルスとしては、そこを受けてはいけない。最後の最後まで自分たちのサッカーを貫くことが大事だ。相手は、ボールを保持することにかけてはリーグトップクラス。しかし、そこは逆にエスパルスにとってチャンスにもなり得る。公式戦の直近2試合では、リーグで4得点、ルヴァンカップで3得点と攻撃陣が好調だ。今では、誰が入っても得点を奪える状況になっている。高い位置でボールを奪うことができれば、得意のショートカウンターは、この試合でも牙を剥くことになるだろう。それに加えて、非公開練習でヤン ヨンソン監督は遅攻の練習をさせているようで、ボールをつなぐことも意識させている。ここまで15連戦を戦ってきた選手たちは疲労ももちろんあることだろう。しかし、この試合で力を出し切り、星を五分に戻して中断期間を迎えよう。



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2018明治安田生命J1リーグ 第15節   
5月20日(日)15:00キックオフ 

川崎フロンターレ vs 清水エスパルス
@等々力陸上競技場

<放送>
DAZN/エフエムしみず

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