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【今治戦プレビュー】~難しい初戦を勝利で飾り、昨季以上の高みへ進む~

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今季の天皇杯がいよいよスタート。エスパルスは2001年度以来の優勝を目指して戦うことになる。

エスパルスはJ1リーグ15試合を終えて5勝3分7敗、勝ち点18で暫定10位。順位だけを見れば、まずまずの成績と言えるが、中断前最後の試合となった第15節川崎F戦は完敗している。前半はボールに触ることすらできず2失点。後半は立て直して、ようやく攻撃の形も見え始めたが、ミスで再び失点を喫して0-3で敗れた。それ以来の公式戦となるため、相手は違うが、ここまでの期間で取り組んで来た成果を見せなければいけない試合になる。

エスパルスは2回戦からの登場。初戦の相手は17年からJFLに参戦している今治FCに決まった。元日本代表監督の岡田武史氏が代表を務めており、かつては市川大祐氏が所属し、昨季まで水谷拓磨が期限付き移籍で在籍していた。12年に設立された新しいチームだが、四国リーグからスタートして、昨季のJFL年間通算順位では6位となっている。昨季途中にJ3ライセンスが交付されており、今季の成績次第では新たなステージへの進出も叶うことになった。エスパルスとは、15年の鹿児島キャンプで練習試合を行ったほか、16年にも三保で練習試合をしている。結果はともに勝利を収めているが、その戦績も過去のこと。年々力をつけていることは間違いない。

その今治は天皇杯1回戦でFC琉球と対戦している。17年と同じカード。その昨季の対戦では、90分を終えて4-4という壮絶な戦いになった。延長戦に突入し、それぞれ1点ずつ決めて決着がつかず、PK戦の末に今治が勝利している。

今季も昨季同様白熱の展開となった。両チームスコアレスで90分を終えて、延長戦に突入する。前半開始直後、琉球の中川風希に決められて万事休すかと思われたが、延長後半に有間潤のゴールで、土壇場で追いついた。試合は2年連続PK戦に突入。5人目までは全員が決めて、サドンデス方式に突入した6人目。先行の琉球、知念雄太朗が外したが、今治の片岡爽が決めて、昨季と同様PK戦を制して2回戦に進出が決まった。

なおこの大会から、延長戦に入ってから4人目の交代が認められること、さらにPK戦では交互に蹴るこれまでの方式から、「ABBA方式」と呼ばれる1本ごとに蹴る順番が入れ替わる方式に変わっている。今治と琉球の試合でこれらの新ルールが適用されている。

今治は今季のJFLではファーストステージ11節を終えて、勝ち点17で7位。直近の第11節は首位を走るHonda FCとの対戦だった。序盤は押し気味にゲームを進めたが29分、栗本広輝が右サイドを抜け出してクロス。これを今治ディフェンスがクリアしきれず、富田湧也に押し込まれて先制を許し、この1点が最後まで響いて惜敗。順位を落としている。

水谷によると、昨季とチーム構成に大きな変化は少なく、
ボールを上手く回して、バイタルエリアに入った時には色々なバリエーションがある
と話している。

初戦はどのチームも苦しむもの。エスパルスも難しい試合になることは間違いない。ましてや、カテゴリーの違う相手であれば、「ジャイアントキリング」を起こそうと、必死になってぶつかってくることが予想される。それをいかに受けずに戦うか。エスパルスがJ1チームらしい戦いを見せて初戦を突破したい。



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天皇杯JFA第98回全日本サッカー選手権大会 2回戦   
6月6日(水)19:00キックオフ 

清水エスパルス vs FC今治
@IAIスタジアム日本平

<放送>


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