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【広島戦プレビュー】~もう一度足元を見つめて戦おう!~

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エスパルスの前節は、今季4度目のダービー。1勝1分1敗で迎えた試合は、意外な形で決着がついた。開始まだ50秒ほど、ドウグラスのパスに抜け出した北川航也がゴールに流し込んで先制。さらに38分には、今度は北川のパスに抜け出したドウグラスが決めて2点目。後半に田口泰士のゴールで1点を返されるも、そこからさらにドウグラス、北川のゴールで突き放すと、ダメ押しは村田和哉。アディショナルタイムにミドルシュートを決めて大量5点。5-1という、選手たちも「これほど点差が付くとは思わなかった」と驚くほどの大勝となった。

その翌日から北川が初の日本代表に初めて選出されるなど、本人はもちろんだが、チーム全体が刺激を受けている。練習の雰囲気も変わり、試合のなかった先週は紅白戦などを行ったが、個々のパフォーマンスはヤン ヨンソン監督を満足させるものであったようだ。北川は代表戦を終え、17日の静岡に戻るとその日から練習に合流。すでにチームは広島戦の勝ち点3しか見えていない。ダービーの大勝、そして北川の日本代表選出と、エスパルスにとって良いことずくめの最近だが、注目の集まる今節が大事なことは言うまでもない。

広島は、前節は柏と対戦。強い風が吹き荒れる中で行われた試合となった。前半は風上に立った柏が優勢に試合を進めると、23分だった。コーナーキックのこぼれ球を伊東純也が直接狙うと、このシュートが突き刺さり柏が先制。伊東は、27分にも同じくこぼれ球を振り抜き、この日2度目のゴラッソ。35分には、カウンターからオルンガが決め、広島は前半だけで3点ビハインドを負うことになってしまった。エンドが変わり、風上に立った広島は、終わってみれば45分でシュート14本放ったがゴールは生まれず、残留争い真っ只にいる柏に痛い黒星を喫した。

この結果、広島は公式戦5試合勝利を奪えていない。さらに3試合連続で無得点という苦しい試合が続いている。それでも広島は、リーグでは鹿島、川崎Fに次いで先制点を奪っているチームである。そして、リーグ2位の失点の少なさを誇る守備の堅さも持っている。そのため、先制を取った試合は13勝2分1敗。つまり、先行逃げ切り型のチームである。エスパルスも先制を奪えば10勝2分2敗なので、この試合のカギは先制点ということになるだろう。エスパルスの攻撃陣は、前節の5得点が影響していることもあるが、リーグ2位の得点力を誇っている。先制点を奪うことも、それほど難しいことではないのかもしれない。

ただ、前節のダービーでの大勝は一旦忘れること。「まずは守備から」という原則を忘れてはいけない。今節が古巣対決となるファン ソッコも、
広島は直近の5試合の調子はあまり良くないが、遥かに自分たちより勝ち点が上のチーム。そこを勘違いしてしまえば油断が生まれ、足元を救われる
と警戒する。前回対戦では、第10節名古屋戦、第11節柏戦と連勝して勢いに乗った中での戦いだったが、0-2の敗戦。現在も第28節FC東京戦、そして前節のダービーと2連勝中。ここでもう一度足元を見つめ、3連勝で上位を狙いたい。



 公式モバイルサイトでは、ヤン ヨンソン
監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2018明治安田生命J1リーグ 第30節   
10月20日(土)14:00キックオフ 

清水エスパルス vs サンフレッチェ広島
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN/エフエムしみず

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