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【松本戦プレビュー】~「鬼門」の松本戦に初勝利し、連勝で順位を上げる~

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前節5試合ぶりの勝利で勝ち点3を手にしたエスパルスだが、まだようやく最下位を脱出したのみ。自動降格圏から抜け出すことはできていない。それでも、少しずつチーム状況は上向いていることは間違いないだろう。

エスパルスの前節仙台戦は壮絶な打ち合いとなった。2分にセットプレーからゴールを決められたが、その3分後には中村慶太のサイドチェンジから金子翔太のワンタッチクロスにドウグラスが合わせて同点。さらに20分には、北川のPKで逆転する。しかし、37分には、石原崇兆のドリブルのこぼれを吉尾海夏にミドルシュートを決められ再び同点。それでも、前半アディショナルタイムに北川のスルーパスにエウシーニョがGKの股を通すシュートを決めて再び勝ち越す。後半に入って長沢駿に決められ3度同点に追いつかれるが、最後はドウグラスの絶妙なヘッドが決まり、エスパルスが篠田善之監督のリーグ初勝利となった。

一方松本は、前節2位の名古屋と対戦した。名古屋にボールを支配される時間が続くが、16分に自陣ペナルティエリア付近から松本のカウンターがスタート。前田大然がボールを受けると、そこから高速ドリブルを開始。相手ディフェンスをものともせずに突き進み、ボックス付近で一度は相手に止められるが、こぼれ球を杉本太郎が押し込んで松本が先制。さらに田中隼磨の強烈なシュートなど、惜しい場面も作った。守っても、前半はシュートをゼロに抑えて折り返す。後半の頭から前田直輝を投入して立て直しをはかる名古屋。ここから松本は反撃を受けることになる。その前田が59分にはボックス内でボールを受けると左足のシュート、さらにその1分後にも前田がボックス内で仕掛けてシュートを放つがバー直撃。80分には、少ないタッチ数でボールを回して最後は丸山祐市が飛び出すが、これは守田達哉がセーブ。90分のジョアン シミッチのミドルシュートは、わずかにゴール右に外れた。前半の1点を守り抜いた松本は5試合ぶりの勝利で、順位を1つ上げた。

松本は、これまで得点が7と、18位鳥栖の6点に次ぐ少なさだ。それでも、脅威がない訳ではない。前田大然は先ごろ、コパ・アメリカに臨む日本代表に選出された。前節のように、J1屈指のスピードで相手を混乱させるなど、簡単に止められるような相手ではない。エスパルスが攻めている時間でも、常にカウンターを狙っていると考えていた方が良い。そこでのリスク管理は必要になるだろう。

エスパルスは、松本に対して今季のルヴァンカップの2試合を含め、公式戦6戦勝利がない。それだけでなく、昨季までは得点も決めることができていないという状態だった。ルヴァンカップ第1節でヘナト アウグストがその悪い流れを断ち切るゴールを決めると、第2節では滝裕太、楠神順平がゴールを決めている。次は、勝利しかない。序盤はコンディションが整わなかったドウグラスも前節2得点を挙げ完全復活を遂げている。さらに北川も5試合ぶりにゴールを決めた。攻撃陣は、昨季の爆発力を取り戻してきている今、ここで松本に勝利して順位も上げていきたい。


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2019明治安田生命J1リーグ 第14節   
6月1日(土)18:00キックオフ 

松本山雅FC vs. 清水エスパルス 
@サンプロ アルウィン

<放送>
DAZN


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