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【横浜FM戦プレビュー】~再開後最初の試合、新しいチームで連敗を止める~

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エスパルスは前節、リーグ首位のFC東京と対戦した。序盤から攻勢を仕掛けるも、得点を奪えないでいると、大森晃太郎がカットインからミドルシュート。FC東京の1本目のシュートがスーパーゴールとなる不運で主導権を握られてしまう。さらに30分には室屋成のクロスをクリアできず、ディエゴ オリヴェイラのシュートは西部洋平がセーブしたものの、こぼれ球を永井謙佑につめられた。攻撃でも振るわず、後半はシュート1本。2試合連続無得点で、2連敗となっている。

一方、横浜FMは前節神戸と対戦。38分には、GK前川黛也のバックパス処理を誤ったところを見逃さずボールを奪うと、パスをつないでエジガル ジュニオが押し込んだ。エジガルはJ1得点ランク1位の11点目。だが、そのエジガルにアクシデントで、54分に負傷交代してしまう。さらに59分にはチアゴ マルチンスが一発レッドで退場処分になるなど、5分間で外国籍選手を2人失うという絶体絶命のピンチ。前回のエスパルス戦と同じような状況となるが、今回は崩れなかった。逆に77分に、素早いリスタートから仲川が裏に抜け出してPKを獲得。マルコス ジュニオールが決めて追加点を奪った。10人でも勝ち切った横浜FMは、1位を狙える位置まで来ている。

また横浜FMは27日に「ユーロジャパンカップ2019」でイングランドプレミアリーグの覇者マンチェスター・シティと対戦している。相手はほぼベストメンバー。18分には、GKクラウディオ ブラボのロングキックに、前線でベルナルド シウバがキープ、追い越してきたデ ブライネにボールが渡ると、強烈な左足のシュートをネットに突き刺す、世界レベルの力を見せつけられる。だが、その直後の23分、横浜FMも意地を見せる。スルーパスから三好康児、マルコスの連続シュートはGKにセーブされるが、こぼれ球を遠藤渓太が押し込んで1点返す。それでも、40分にはデ ブライネのロングスルーパスにスターリングのスピードに反応できず飛び出されて2点目。その後、両チームとも決定機を作るが、後半アディショナルタイムにヌメヒャに決められて1-3で試合終了。ただ横浜FMは、堂々とした戦いで、手応えを掴んでエスパルス戦を迎えることになる。

横浜FMとの前回対戦は劇的展開で勝利した。32分にエジガルに先制点を決められ、松原后のゴールで同点に追いつくも、81分に仲川のゴールで突き放される。直後マルコスの退場をきっかけに盛り返し、ドウグラス、そして西澤健太のゴールで逆転勝利。相手の退場がなければ、試合はどうなっていたか分からないだけに、同じような気持ちで臨めば、足元をすくわれることになるだろう。

この中断期間中に北川航也がSKラピード・ウィーン(オーストリア)へ移籍した。篠田善之監督も「攻撃の中心の一人としてやってくれていたので、チームにとっては大きな戦力ダウン」と認める一方、「ポジションが1つ空いたということは、競争になるし、誰がそこに入るか。みんなが競争意識を持ってくれたら」と、チームの活性化に期待している。吉本一謙、ジュニオール ドゥトラ、福森直也の新加入選手が揃った上、「2連敗しているので、新しく勢いのある選手を使いたい」と指揮官は話しており、各ポジションで激しい争いが繰り広げられている。再開後最初の試合、先発メンバーに名を連ねるのはチーム内で競争を勝ち抜いてきた選手たちだ。それでも、結果が出なければ、すぐにその座から引きずり降ろされる。そうした、厳しい世界となっている今の選手たちは、いつもモチベーションの高い中で臨むことになるだろう。8月最初の試合は、勝利で連敗を止めて、良いスタートを切りたい。



 公式モバイルサイトでは、篠田善之監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


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2019明治安田生命J1リーグ 第21節   
8月3日(土)19:00キックオフ 

横浜F・マリノス vs. 清水エスパルス 
@日産スタジアム

<放送>
DAZN


公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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