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【札幌戦プレビュー】~前回大敗の札幌を相手に、守備の成長を見せる~

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14日、エスパルスはレベルファイブスタジアムで天皇杯3回戦福岡戦を行った。リーグ戦からはヘナト アウグストを除く10人を入れ替えて臨んだ。試合は、前に出てこない相手に対して、ゆっくりとした展開に。23分に喜田陽のシュートがバーに弾かれ、肝を冷やすところもあったが、25分に中村慶太のスルーパスから滝裕太が上手く体を使って抜け出し、マイナスのボールを楠神順平が押し込んで先制。その後は、両チームとも決定機が訪れず、後半はお互いシュート数がゼロという珍しい展開になったが、エスパルスが危なげなく3回戦を突破した。

エスパルスはこれで公式戦3試合連続無失点。しかも、その全てが1-0の勝利という、最小限の得点で勝利することができる「しぶとさ」を身に着けている。

そこで対戦するのが札幌だ。前回対戦は今季の第3節。長いスルーパスに抜け出した鈴木武蔵に先制を許すも、コーナーキックから松原后のゴールで同点に。しかし、前半アディショナルタイムにアンデルソン ロペスにPKで勝ち越しゴールを決められると、後半はそのロペスの独壇場だった。49分、65分、69分と立て続けにゴールを決めて、終わってみればロペスの4ゴールを含む、計5失点でエスパルスの大敗だった。

もう同じようなことは繰り返さない。前述のように、吉本一謙が加入してからリーグ戦で2試合連続完封とすると、天皇杯ではファン ソッコ、立田悠悟のセンターバックコンビも安定してゼロで抑えた。他のポジションでも同様だが、お互いが刺激しあえるような状況となっており、そう簡単に失点することはないだろう。

一方、前節札幌は浦和と対戦。前半は、序盤のCKから鈴木武蔵のシュートは西川周作に阻まれ、逆に浦和の長澤和輝のシュートはク・ソンユンがセーブするなど、チャンスを作ったが決めきれない。試合が動いたのは後半から。57分、武藤雄樹のCKに、マウリシオが落としてエヴェルトンが頭で合わせて浦和が先制。しかし、ホームで意地を見せたい札幌は、68分にゴール前のこぼれ球に鈴木が豪快なシュートで同点に追いついた。

札幌は、天皇杯2回戦で静岡県代表のHonda FCに2-4と競り負けており、14日は試合がなかった。エスパルスは、リーグ戦のメンバーが数人の天皇杯に出場し、さらにほぼ影響はなかったとは言え、台風の最中に福岡までの往復があった。コンディションは万全とは言えない。ただ、総力戦となった天皇杯に勝ったことで、チーム全体に自信がついたことだろう。勢いはエスパルスの方にある。

それでも、戦い方はいつもと同じ。まずは失点をしないこと。札幌の攻撃陣は、今季エスパルス戦を含めて5得点を奪った試合が2試合あるなど破壊力がある。その一方で、守備では8試合連続失点だ。しっかり守ってカウンターという、エスパルスが得意とする形に持ち込めば勝機はあるだろう。ここ最近、札幌に対してはなかなか勝てていないが、そのようなネガティブな印象はここから打ち消していこう。


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2019明治安田生命J1リーグ 第23節   
8月17日(土)18:00キックオフ 

清水エスパルス vs 北海道コンサドーレ札幌
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN/エフエムしみず

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