NEWSニュース

【川崎戦プレビュー】~プライドを懸けた戦い。前節の敗戦を反骨心に変えて~

©︎︎︎S-PULSE

前節は記録的な大敗になってしまった。10分に、クロスのクリアボールをチャナティップに押し込まれて先制を許すと、再びクロスから今度はジェイに決められて2点のビハインドで後半に。次の1点を狙うエスパルスだったが、49分にコーナーキックから失点してしまう。そこからエスパルスが攻撃に出ざるを得なると、その裏を突かれて鈴木武蔵に豪快に決められるなど失点が止まらなくなった。終わってみればジェイのハットトリック、チャナティップの2得点などを含む大量8失点を喫して敗れた。

選手たちは眠れぬ夜を過ごすことになったが、試合翌日にチーム全員で映像を振り返った。「反省するところはしっかりしたし、いつまでも引きずって同情されるのも恥ずかしい。プロなので次に結果で応えるしかない」と吉本一謙が言うように選手たちはすぐに切り替えて、今週の練習に臨んでいる。

一方、前節川崎Fは仙台と対戦。23分、田中碧が相手のプレスをかわしてボールを受けると、エリア付近までドリブル。スルーパスを受けた阿部浩之が反転からゴールに押し込んで川崎Fが先制する。しかし54分に仙台は平岡康裕のロングパスに長沢駿がディフェンスの背後に抜け出し、長い足でボールをコントロールすると、GKとの1対1を落ち着いて沈めた。元エスパルスのコンビから同点ゴール。さらに、64分には金正也のスルーパスに再び長沢が抜け出してゴールに流し込み仙台が逆転。それでも川崎Fは79分に、右サイドからマギーニョのクロスに長谷川竜也が合わせて同点に追いついた。

川崎Fは、これでリーグ4戦勝ちなし。2連覇中の川崎Fにしては、調子が悪いと言えるだろう。前節のその前、エスパルスは公式戦3試合連続完封しており、公式戦5試合を振り返ると10失点なのに対して川崎Fも9失点している。両チームとも守備に問題を抱えていると言える。

ただ、エスパルスと同様、川崎Fもこのまま黙っているチームではない。前節もセンターバックの谷口彰悟とジェジエウが出場停止だった。今節はその2人とも先発に名を連ねることを予想され、守備はもちろん、チームとしてもバランスが整うことになるだろう。

エスパルスは川崎Fを苦手としている。ここまでリーグで4連敗中だ。前回対戦でも、23分に小林悠にゴールを決められると、そこから失点を重ね後半アディショナルタイムにレアンドロ・ダミアンにオーバーヘッドを決められるなど0-4で敗れた。その敗戦を受けて、ヤン ヨンソン監督が退任し、篠田善之監督が就任した。今季のエスパルスにとって、その敗戦がターニングポイントとなった。それだけに、川崎Fに対してどこまで戦えるかは、そのままチームの成長を表すものになるだろう。

前回の8失点から、どう立ち上がるか。それは多くの人に注目されることになる。中村慶太が「ショックはどこかに残っているかもしれないが、それを反骨心に変えている」というように、選手たちも、この試合にプライドを懸けて戦うことになる。下が迫ってきているなか、勝ってチーム状態を上向きにしたい。


 公式モバイルサイトでは、篠田善之監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


**********

2019明治安田生命J1リーグ 第24節   
8月24日(土)19:00キックオフ 

川崎フロンターレ vs. 清水エスパルス 
@等々力陸上競技場

<放送>
DAZN


公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

**********

●エスパルス公式モバイルサイトへのアクセス方法はこちら>>

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース