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【浦和戦プレビュー】~今季初の3連勝を目指して~

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前節湘南戦は、もう語り尽くされたかもしれない。ただ、一応振り返ってみると、エスパルスは25分に、エウシーニョが右サイドから切り込んで、西澤健太とのワンツーをダイレクトに押し込んで先制する。43分には、ショートコーナーから細かいパスをつないで、再びエウシーニョがゴールに叩き込んで追加点。その1分後に、河井陽介が技ありのシュートでゴールに叩き込むと、前半アディショナルタイムには竹内涼の折り返しを西澤が体で押し込んで前半を4点リードで終える。後半に入ってもドウグラスのゴールで後半もゲームを支配すると、その4分後に西澤が2ゴール目を挙げて大量6得点。終盤に湘南の捨て身のパワープレーを仕掛けてくるも、最後まで粘り強く守って完封した。

勝ち点差1で迎えた湘南戦、試合前に西澤が「ターニングポイントの試合」と話していた大事な試合で大勝して、エスパルスは10位をキープ。その上、マイナスだった得失点差を取り戻すという大きな成果もあった試合だった。

一方、浦和はリーグでは8戦勝利がない。前節鳥栖戦も苦しんでいた。先制したのは浦和、まだ7分だった。GKからのロングボールに、橋岡大樹、ファブリシオと頭でつなぎ、前線に飛び出した武藤雄樹が左足を振り抜いた。さらに、29分には右サイド橋岡のクロスを、中央で長澤和輝がオーバーヘッド気味に合わせて2点目。リードを奪って後半を迎えることになった。だが、後半に入ると試合は一変。69分に、原川力の直接フリーキックで1点返されると、74分にはコーナーキックの流れから、ゴール前の混戦を金崎夢生に押し込まれて同点。さらに、82分にはパスミスからカウンターを受けて、安庸佑の折り返しをイサック クエンカに押し込まれて逆転されてしまった。

9月26日に天皇杯ラウンド16でHonda FCに敗れ、サポーターから大ブーイングを浴びた。今回はどうしても負けは許されない試合だった。その執念が実ったのは後半アディショナルタイム、浦和にPKのチャンスが訪れた。キッカーは、その天皇杯でPKを外してしまった杉本健勇が今度は決めて土壇場で同点に追いついた。

このゴールが浦和を蘇らせたのかもしれない。2日に行われたAFCチャンピオンズリーグ準決勝第1戦広州恒大戦、ブラジル出身で中国代表として活躍するエウケソン擁する強豪を相手に、19分にファブリシオの豪快なミドルシュートで先制すると、75分にも関根貴大のミドルシュートが決まって快勝。23日に行われる第2戦に向けて大きな弾みとなった。

浦和は、リーグでは前述の通りなかなか結果を残せていない。しかし、中国の強豪と渡り合っているように、実力は折り紙付き。簡単に勝つことができると思ったら大間違いだ。もう湘南戦は忘れて気を引き締めて、またゼロから浦和に対して準備すること。「自分たちが優位に進めるために先制点を与えないこと、基本的なところをもう一度しっかりやること」と篠田善之監督が言うように、地道にやっていくことしかない。

前節と同じように、今回の相手浦和とも勝ち点差は3と、負けることがあれば順位で抜かれてしまうことになるが、勝てば差を広げることができる直接対決。浦和戦とは13年の第8節で勝って以来、10戦勝利がない。今季、苦手の相手に次々と勝利を収めており、今節もこの勢いで勝利したいところだ。今季初の3連勝を成し遂げて、さらに順位を上げたい。


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2019明治安田生命J1リーグ 第28節   
10月6日(日)17:00キックオフ 

浦和レッズ vs. 清水エスパルス 
@埼玉スタジアム2002

<放送>

DAZN/テレビ埼玉


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