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【仙台戦プレビュー】~杜の都で必ず勝点を持ち帰ってくる~

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エスパルスは前節、50回目という節目のダービーだった。試合の序盤、ファン ソッコが退場処分となり、残り時間を10人で戦うという苦しい状況に追い込まれてしまった。39分にゴール前の混戦から藤川虎太朗にゴールを許すが、後半の立ち上がりだった。相手陣内深く、左サイドでスローインを獲得。ここで、二見宏志のロングスローを相手ディフェンスがクリアミス。ボールはゴール左隅に転がって同点に追いついた。しかし、このまま試合が終わるかと思われた86分、エリア内でルキアンに起点を作られ最後はアダイウトンに押し込まれて勝ち越しを許してしまった。

エスパルスは、これで3連敗。どの試合も、少なくとも勝点1を手にすることが出来た試合だった。それだけに、この3試合で勝点ゼロは痛い。ただ、前節からエスパルス順位の近いグループの多くは勝点を伸ばしておらず、順位は変わっていない。プレーオフ圏が近づいているこの状況から早く抜け出したいところだ。

一方仙台の前節は神戸戦。試合前の成績ではともに勝点35で並ぶという直接対決だった。試合は前半から動いた。16分に山口蛍の縦パスをエリア内で受けたビジャがボールをキープも、パスは相手ディフェンスに当ててしまう。そのボールを小川慶治朗が直接狙うと、ボールはディフレクトしてゴールに飛び込み神戸が先制。仙台は1点ビハインドで後半を迎えることになった。すると、69分だった。神戸が最終ラインでビルドアップ、自陣の左サイド、エリアギリギリのところからフェルマーレンのロングボール。これをシマオ マテが前に釣り出されてボールを後ろにそらしてしまい、日本代表に選出された古橋亨梧に抜け出されてしまう。ディフェンスをひきつけてラストパスを出されると、再び小川にゴールを決められてリードを2点に広げられる。終盤、ジャーメイン良が反転からシュートを放つも決められず万事休す。この結果、神戸に勝点を離されることになってしまった。

仙台は前節神戸戦では3バックを採用していたが、その前までは4バックだった。今節はそのどちらで来るかは分からない。ただ言えるのは、攻守の要に元エスパルスの選手がおり、その彼らが脅威になるということだろう。ディフェンス陣では平岡康裕。エスパルス時代から空中戦に定評があったが、仙台でもその持ち味を発揮している。第29節名古屋戦では7分に先制ゴールを決めており、セットプレーになれば警戒が必要だ。そして、前線には長沢駿がいる。192cmの長身ながら足元の技術にも長けている。エスパルス加入から数年は期限付き移籍などでチームを転々とするが、14年に復帰後才能が一気に開花。序盤から4得点を記録したが、右膝前十字靭帯断裂という大怪我を負う。その後、復帰したもののエスパルスを離れ、G大阪へ移籍。神戸を経て今年から仙台でプレーしている。ここまで6得点だが、気持ちをプレーに込める選手だけに、この古巣対決には相当の気合で来ることだろう。

仙台とは勝点35で並んでおり、勝点6の価値がある試合になるが、この状況を考えると、まずは負けないこと。この3連敗を教訓に、着実に勝点を積み重ねることが大事になるだろう。


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2019明治安田生命J1リーグ 第31節   
11月10日(土)13:00キックオフ 

ベガルタ仙台 vs. 清水エスパルス 
@ユアテックスタジアム仙台

<放送>

DAZN


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