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【鳥栖戦プレビュー】~NO REGRETS ―悔いなく熱く戦おう~

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エスパルスにとって生きるか死ぬかの戦いになった最終節。もちろん、16位の湘南の結果次第では、負けても残留への道は残っている。ただ、湘南の相手は前節でJ2降格が決まった松本ということもあり、モチベーションの差がどうなのか。よって、湘南が勝つということを想定した場合、エスパルスは勝利しか残留の道はない。

エスパルスは前節、C大阪と対戦した。序盤から相手にペースを握られる展開になったが、18分にコーナーキックのチャンスを掴む。西澤健太のショートコーナーからニアで松原后がすらして、中央で混戦になったところで最後はエウシーニョが押し込んだ。しかし、後半に入ると劣勢が続く。大久保択生のファインセーブで何とか凌ぐも、75分。コーナーキックのこぼれ球を、水沼宏太に叩き込まれると、その4分後には再びコーナーキックから、ゴール前に弾んだボールを柿谷曜一朗にオーバーヘッドで押し込まれて逆転負け。エスパルスはこれで6戦勝ちなしとなった。

一方、鳥栖は前節札幌と対戦した。試合はいきなり動く。札幌が左サイドサイドで起点を作ると、菅大輝のクロスを中央でジェイに合わされて先制を許す。さらに、札幌の猛攻は続くが、何とか耐える展開に。それでも、後半アディショナルタイムにルーカス フェルナンデスのグラウンダーのクロスをGKが弾いたところを、鈴木武蔵が押し込んでダメ押しゴールを決められた。鳥栖は、3試合ぶりの敗戦。エスパルスと勝点が並んだまま最終節を迎える。

エスパルスと鳥栖は、約1月半前に天皇杯の準々決勝でも鳥栖と対戦している。土砂降りの中で行われたゲームは、15分に河井陽介のスルーパスをジュニオール ドゥトラが押し込んで先制すると、最後までこの1点を守って勝利。エスパルスが準決勝に駒を進めた。さらに遡ると、今季リーグ前半戦の最後で対戦した時には、フェルナンド トーレスの2ゴールなど2-4で敗れている。公式戦では1勝1敗としているが、過去の成績は関係ない。ここまで来れば、気持ちと気持ちのぶつかり合いになるだろう。

エスパルスは、14年、17年に最終節で残留を決めている。それらの試合を経験した選手は数多くおり、その経験を生かしたい。その一方で、最終節でJ1復帰を決めたという経験もある。その時に昇格ゴールを決めた金子翔太は、J1通算100試合の節目にもなる。「ゴールを意識しすぎないというが自分のスタンスだったが、今必要なのがゴールネットを揺らすこと。強い気持ちがゴールネットを揺らすと思う。個人的にも100試合の節目の試合になるし、エスパルスとしても大事な試合になるので、大一番での勝負強さを出したい」と強い意気込みを見せている。

またその金子が「アドバンテージがある」というのは、アイスタで試合ができるということだ。前回のホーム第32節大分戦、1点ビハインドで迎えた終盤は、サポーターの大声援で異様な雰囲気だった。それが、ドウグラスのオーバーヘッドからのドゥトラの同点ゴールに繋がったと言えるだろう。サポーターの作り出す雰囲気は、相手にとってどれだけプレッシャーになるか計り知れない。サポーター、選手、スタッフ、エスパルスに関わる全ての人が、残留を信じて戦い抜くこと。試合終了の笛が鳴るまで後悔のないように「no regrets」の気持ちで出し切りたい。


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2019明治安田生命J1リーグ 第34節   
12月7日(土)14:00キックオフ 

清水エスパルス vs サガン鳥栖
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN/テレビ静岡/エフエムしみず/ニッポン放送

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