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【育成だより】2019シーズン ご声援ありがとうございました

トップチームに昇格する川本梨誉選手(左)、ノリエガ エリック選手(右) ©︎︎︎S-PULSE

2019シーズンにおかれまして、清水エスパルストップチーム同様、ユース、ジュニアユース、ジュニアの各チームへの温かいご声援ありがとうございました。


今年7月、アカデミー出身の北川航也選手が初めて海外からオファーを受けオーストリアに旅立ちました。育成部の大目標である海外のチームからオファーを受ける程の選手を育成する最初の選手として北川選手が移籍したことは、エスパルスアカデミー選手、スタッフにおいて大きな刺激と目標が出来たと感じております。今後もエスパルスで活躍することは勿論、クラブに移籍金を置いていく選手が今後も現れるように育成していきたいと思います。


そして今年、ユースから川本梨誉選手とノリエガ・エリック選手がトップに昇格します。川本選手はジュニアユースから6年間エスパルスで育ち、順風満帆にきた選手ではなく成功と挫折を繰り返しながら成長し、今年はトップチームでの試合出場を果たせた選手です。恵まれた身体の強さと常にゴールを目指すプレーでファンを魅了してほしいです。

エリック選手はペルー国籍であり15歳で日本に家族で来日した際、日本で登録できるクラブを探していましたが、なかなか外国人を受け入れるチームがない中、練習参加し国際移籍で登録可能な選手かを日本協会等に奔走し登録にこぎ着けた経緯があります。2年時までは攻撃的バックアップ選手でしたが、3年時センターバックを志願し急速に伸び、打点の高いヘディングと長短のフィードを武器にトップ昇格を掴みました。また同級生達の心優しさも手伝って日本語も上達し、コミュケーションは日常の会話が話せるまでになり習得の早さに驚かされました。

彼らには大きな可能性を秘めており、更に一つ一つ成長しトップの試合に絡め中心となる選手になってほしいです。


2019年をカテゴリーごと振り返るとそれぞれ大きな経験と成長した1年となりました。

ユースチームを振り返ると、中学年代3冠という見えない重圧の中、3月のサニックス杯で圧倒的な試合で準優勝。その後3回目となる日本航空様、エスエスケイフーズ様、エスパルス後援会様や海外遠征支援基金にご協力の皆様などに支援され行ったヨーロッパ遠征で更なるチーム力強化が図れました。その良い流れで始まった「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ EAST」では開幕戦、浦和レッズに勝利し好スタートを切りました。しかし初戦、2試合目で守備の要の西島、林が大怪我を負い戦線離脱。変わった選手が穴を埋めチームは勝ち点を積み重ねていましたが試合内容には喜べるものではありませんでした。

ディフェンディングチャンピオンの「日本クラブユースサッカーU-18選手権大会」ではサガン鳥栖にベスト8で破れ、再開後の高円宮杯プレミアリーグEASTでも勝利から遠ざかり最終戦まで残留が決まらない苦しい期間が続き4位でフィニッシュしました。また10月の「2019Jユースカップ第27回Jリーグユース選手権大会」においては、代表選手やトップ合流等のチーム編成の中こちらもベスト8で敗退と2019年はタイトルには届きませんでした。

中学3冠世代、昨年優勝チームなど大きな期待とプレッシャーの中、一年間選手やスタッフは戦ってきましたが結果は残せませんでした。しかし中学3冠、昨年全国優勝、今年期待されながら無冠と全てを経験出来た選手は来年以降きっと財産として次に活かしてくれると信じております。


U-15は5月のJFA全日本U-15サッカー大会が廃止になり、2つの全国大会に臨みました。東海U-15リーグにて2位に13ポイン離して優勝しましたが、「第34回日本クラブユースサッカー選手権U-15大会」ではベスト16で敗退。最後の「高円宮杯 JFA 第31回全日本ユースU-15選手権大会」では1回戦でガンバ大阪に敗れ、全国の舞台では成果を示すことは出来ずに中学年代の活動を終えました。


U-14は県U-15TOPリーグの1つ上の学年でのリーグ戦に参加しました。成長の著しい年代であり体格差、身体能力に当初は苦しみましたが、徐々に適応し技術や判断で戦えるようになり最終的には4位の順位になり非常に大きな経験をしました。また4回目となる「グリコチャレンジツアー/スペイン遠征」においてはスペインの強豪クラブ「FCバルセロナ」ライバル「レアルマドリード」、「RCDエスパニョール」「CFダム」の貴重な5チームと対戦出来、初戦の「FCバルセロナ」には2-1で勝利するなど相手を本気にさせる戦いを見せた遠征となりました。年々大会価値が上がりスペイン国内外から参加希望が来ている大会になっておりアカデミー支援パートナーしてグリコカップのご協賛頂いているグリコグループ様には本当に感謝の言葉しかございません。この貴重な体験をただ試合をこなしただけで終える事なく、何が出来たか出来なかったかの自己分析を明確にしながら、次にステップに活かしていきたいと思います。今後も可能な限りスペイン遠征は継続していきたいと思います。


U-13は育成生え抜きの市川大祐監督が担当となり、ジュニア組とセレクション組が交わりながらスタートしました。サッカー技術と人間育成を徐々に学び、失敗と成功を繰り返しながらチャレンジをし続けててほしいと思います。


ジュニアチームは年代で習得すべき技術の反復練習やサッカーを理解し、サッカーを楽しむ事をモットーに活動してきました。技術の習得と共に、勝負へのこだわり、食事や姿勢などゴールデンエイジの育成をし、ジュニアユース同様、多くのチャレンジで失敗と成功を繰り返しながらそれぞれの個性を生かした指導を今後も行っていきたいと思います。


選手教育関連では、U-13対象に今年も「Jリーグ版よのなか科」を実施し、Jリーグをとりまくお金と職業や自分に関わる様々な人、エスパルスの一員であることを選手達に理解してもらい、自分の5年後のキャリアイメージプランを考え、グループ・全体で共有することでお互いの価値観を知ることができました。更に2019年からU-16 の選手対象に「JリーグPreProfessional研修」を実施。プロ選手になる3年前の時期に自己分析、目標設定を明確にし、それに対して何をしていくか道筋を立て意識と責任をより感じる研修となりました。来年はより多くの選手、スタッフ教育を取り入れ、サッカー以外の知識も植え付けさせ人としての幅を持った選手を育成していきたいと思います。


またOBでもある森岡隆三氏をアカデミーヘッドオブコーチとして招聘し、今まで以上にスタッフ間の意見交換の場を持ち、各ポジションにおける選手プロファイリングの作成や個人IDPによる強み、弱みの作成、それに則したアクションプランを立て、来年度より順次実施していくアカデミー選手IDPを基にした、個人に特化したトレーニング計画を明確にした年でした。
チーム強化は当然行いますがプロ選手を育成する上でより個人を育成する観点から、個人、グループ、ポジション毎のトレーニングを多く費やし、個を伸ばす環境作りを行っていきます。


2020年も育成・スクールで活動する全てのエスパルスアカデミーの選手たちは、サッカーを通じてサッカーと人間育成の双方を育成し、ホームタウンの様々な方々と協力、交流をしながら「トップチーム、世界で活躍できる選手」を育成していきたいと思います。
日々活動を支えてくださっているアカデミー支援パートナーの皆様、保護者、学校、地域クラブの皆様、サポーターの皆様、サッカーに携わる全ての関係者の皆様に深く御礼を申し上げると共に、2020年シーズンも変わらぬご支援、ご声援をお願い申し上げます。
2020年も大きな夢を追い続けている彼らを是非応援してください。


後輩たちから北川航也選手へメッセージフラッグの贈呈 ©︎︎︎S-PULSE

サニックス杯国際ユースサッカー大会2019 準優勝 ©︎︎︎S-PULSE

ユース「エスエスケイフーズチャレンジツアー」ヨーロッパ遠征壮行会 ©︎︎︎S-PULSE

ユース/ヨーロッパ遠征① ©︎︎︎S-PULSE

ユース/ヨーロッパ遠征② ©︎︎︎S-PULSE

第43回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会① ©︎︎︎S-PULSE

第43回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会② ©︎︎︎S-PULSE

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ EAST① ©︎︎︎S-PULSE

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ EAST② ©︎︎︎S-PULSE

第34回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会① ©︎︎︎S-PULSE

第34回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会② ©︎︎︎S-PULSE

グリコチャレンジツアー/スペイン遠征① ©︎︎︎S-PULSE

グリコチャレンジツアー/スペイン遠征② ©︎︎︎S-PULSE

グリコチャレンジツアー/スペイン遠征③ ©︎︎︎S-PULSE

グリコチャレンジツアー/スペイン遠征④ ©︎︎︎S-PULSE

フジパンCUP 東海ユースU-12サッカー大会静岡県予選 優勝(U-12清水) ©︎︎︎S-PULSE

U-10アジアチャレンジツアー/タイ遠征 ©︎︎︎S-PULSE

U-13選手対象「Jリーグ版よのなか科」 ©︎︎︎S-PULSE

U-16選手対象「JリーグPreProfessional研修」 ©︎︎︎S-PULSE

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