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【キャンプレポート】鹿児島戦レポート

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キャンプ5日目となる30日。13時ちょうどに、エスパルスの今季初の対外試合となる鹿児島ユナイテッドFCとの練習試合がスタートした。

エスパルスのフォーメーションは、始動から一貫して取り組んでいる4-3-3。キックオフ直後からセンターフォワードに入った鄭大世を中心に前線からプレスをかけ、積極的に仕掛ける展開になった。10分過ぎまでは、エスパルスがボールをキープしているか、奪われてもすぐに取り返し、ほぼ相手陣内でボールが動いていた。ピーター クラモフスキー監督が求める理想のサッカーが繰り広げられていた。

しかし、思わぬ形からゴールが生まれてしまう。エスパルスのゴールキック、ネト ヴォルピは近くの味方にボールを出して自陣から組み立てようとするも、連携ミスが生まれてしまう。そこを相手に詰められてボールを奪われると、そのままゴールに押し込まれて失点。まさかの形でビハインドを負うことになってしまった。

それでも、キャンプで何度も繰り返しているように、サイドにボールを集めて攻撃を仕掛けると、そこからチャンスが生まれている。37分には左サイドの滝裕太が、奥井諒とのコンビネーションからボックス内に侵入してシュート。そのこぼれ球を鄭大世が詰めるなど、得点が生まれそうな気配はあった。すると、1本目終了間際の44分だった。センターサークル付近から竹内涼のスルーパス。サイド、サイドと攻め続け、意表を突く中央から攻撃だった。ジュニオール ドゥトラが抜け出すと、GKと1対1で倒されてPK獲得。ここで、ドゥトラが落ち着いてゴール左隅に流し込んで同点に追いつく。良い形で2本目を迎えることになった。

その2本目、先の45分で煮えきらなかった分が解消されたように、開始から1分おきにシュートチャンスを作ることになった。1分には右サイドの金子翔太のクロスに鄭大世が合わせ、さらに2分には左サイドから奥井のクロスにドゥトラが合わせる、そして3分には竹内が相手陣でボールを奪ってミドルシュートなど、序盤から攻勢をかけることになった。

「プレスと、ポゼッションのところを伝えた」と指揮官がハーフタイムにした微調整によって戦い方がクリアになったようで、その後もシュート数を増やしていくエスパルス。試合を支配したまま迎えた14分、左サイドを抜け出した滝が、ワンタッチでクロスを上げる。このボールを鄭大世がニアで合わせて追加点。練習で取り組んできたことが、そのまま試合に生かされた。

22分には、滝を残してメンバーの総入れ替え。まだコンビネーションが整っていない33分に、エリア手前で相手にフリーキックを与えてしまい、相手に壁の下を狙われて失点。再び同点にされてしまう。ただ、指揮官の求めるサッカーは常に攻撃的であること。追いつかれようと、得点を奪って勝つのがクラモフスキー監督のサッカーだ。37分に、右サイド金井貢史のスルーパスに抜け出した六平光成がクロス。ニアで河井陽介がつぶれて、左サイドから中央に入ってきた滝が押し込んで突き放す。試合はリードを保ったまま、3本目に突入する。

3本目は、相手もやや疲れが見えてきたのか裏のスペースが空き、エスパルス攻撃陣はそのスペースを使って何度も決定機を作るも、なかなかゴールが生まれない時間が続いた。その閉塞感を打ち破ったのは、今年からエスパルスに加わった期待のフォワードだ。29分、右サイドのスペースに走り込んだ西村恭史からのグラウンダーのクロスに、ニアに後藤優介が飛び込んでチーム4点目。後藤の“移籍後初得点”でリードを広げることになった。

トータルスコアで4-2の勝利。初陣となったクラモフスキー監督は、「選手たちはハードワークをしてくれた。良いスタートだったと思う」と試合を振り返った。

※その他写真は、ページ最下部をご覧ください。


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