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【浦和戦プレビュー】~勢いを保ったまま突き進もう!~

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待ちに待った瞬間はついに訪れた。7月最後の試合となった前節は、大分とホームアイスタで対戦。前半から試合を支配し続け、41分には左コーナーキックからファン ソッコが頭で合わせて先制ゴールを奪う。このゴールから堰を切ったように57分には再びコーナーキックからファーサイドでヘナト アウグストが落としてカルリーニョス ジュニオが押し込んで2点目。雷雨で60分間の中断を挟むも、70分にもコーナーキックから立田悠悟が合わせて得点を積み重ねると、仕上げには左サイドからフリーキックにヴァウドが頭で合わせた。全てセットプレーから4得点と、大量リード。ただ、このまま試合を終わらせたいところだったが、87分、88分に連続失点。勝利したものの、課題も残る試合になった。それでも、悪天候の中であっても集まったサポーターの前で、今季初勝利を見せることができた。

エスパルスとしては、一つの武器ができたということに対しては喜ばしいことだ。しかしそれだけでは、いずれ相手に対策されてしまうだろう。「(4点とも)セットプレーからの得点だったが、もっと流れの中から点が取れたと思う」と立田が言うように、流れの中での得点も決められて、それが奪えなければセットプレーもあるという流れになれば、なおのこと得点が奪えるようになることは間違いない。今節は流れの中からのゴールにも期待したいところだ。

一方の浦和は前節、横浜FCと対戦。連敗中の横浜FCに浦和は前半、押され気味の展開になる。3分には中村のフリーキックからヒヤリとする場面を作られ、13分には斉藤光毅がドリブルで持ち込んでシュート。さらに24分には、斉藤のスルーパスに手塚康平のシュートがサイドネットに外れる。40分にもマギーニョのヘディングが西川周作の正面に飛ぶなど危ない場面もあったが、今季初先発となった槙野智章、鈴木大輔のセンターバックコンビを中心とした守備陣が何とか無失点で切り抜けた。

後半に入ると、流れは浦和に。52分、柏木陽介の縦パスを関根貴大が受けてスルーパス。ここに走り込んだレオナルドが左足で押し込んで先制ゴールを挙げる。77分には、左サイドバックの山中亮輔の縦パス一本で裏に抜け出した杉本健勇のシュートがポスト直撃。追加点のチャンスを逃すが、アディショナルタイムに、相手のバックパスを杉本が奪ってショートカウンター。最後は柴戸海のクロスにエヴェルトンが頭で押し込んで試合を決めた。その前の節で柏に0-4と大敗するなど2連敗していたが、ここで快勝しエスパルスと対戦することになる。

浦和のメンバーを見ると、とにかく攻撃の層が厚いという印象を受ける。前節の2トップは得点を決めたレオナルドと、エスパルス戦に10得点を決めている興梠慎三。左サイドハーフに関根、右サイドハーフに柏木。そして、サブのメンバーには杉本、柴戸と2点目のお膳立てをした選手に加え、元日本代表の武藤雄樹もいる。この豪華な攻撃陣をいかに抑えるかというところになる。前節の終盤のような集中力を欠くようなことがあれば、それは即失点につながってしまうということを肝に銘じておかなければいけない。ただでさえ、終盤に失点の多い今季のエスパルスは、最後まで試合をコントロールできるかというところがカギになるだろう。

7月は苦しみながらも、第6節・鳥栖戦で初の勝ち点を得ると、前節・大分戦で初勝利と尻上がりに調子を上げてきている。8月初戦は、今季初の連勝、そしてクリーンシートへ。ようやく結果として現れてきたエスパルスの新しいサッカー。この勢いを保ったまま突き進んでいこう!

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2020明治安田生命J1リーグ 第8節   
8月1日(土)19:00キックオフ 

浦和レッズ vs. 清水エスパルス
@埼玉スタジアム2002

<放送>
DAZN

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