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【湘南戦プレビュー】~ここで負の連鎖を止める~

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エスパルスは現在7連敗。96年に記録したクラブワースト記録に並んでしまった。ここから、どのような反応を見せるのか。それをサポーターが見ていることだろう。

エスパルスは今節の3日前に横浜FMと対戦した。8月19日に行われた第11節から約1ヶ月での再戦。前回のリベンジをするはずだったが、序盤にいきなり先制を許してしまう。さらに、立田悠悟の一発退場でより劣勢の状態になってしまった。その後、22分、28分にもゴールを許し0-3で前半を終える。後半も横浜FMの猛攻に遭うも、10人で必死に耐え、何とか前半終了と同スコアのまま0-3で試合を終えた。

最後に勝利をしたのは、8月8日の第9節札幌戦。1ヶ月以上勝利から遠ざかっている。前節も、退場という予期せぬアクシデントがあったとはいえ、11対11の状況でも序盤に1失点を喫してしまった。エスパルスのこれまでの連敗は、全て先制点を奪われて崩れている。勝利のためには、先制点を取られないようにしなければいけない。悪い流れを止めるためには、まずそこからになるだろう。エスパルスはリーグ17試合を終えて2勝3分12敗。今節で対戦する湘南とは、2試合多いにも関わらず勝ち点9で並んでいる。そのため、ここで敗れるようなことがあれば致命的だ。

その湘南は13日にG大阪と対戦した。1分にいきなり倉田秋にボックス内で切り返しからシュートを打たれるがGKの正面。さらに、27分に髙尾瑠、53分に渡邉千真にシュートを打たれるが、同じようにGKの正面に飛ぶという、シュートは打たれるものの最後までディフェンスが体をあずけてフリーの状態ではシュートを打たせない。そうして粘り強く守ると、74分だった。金子大毅の糸を引くようなスルーパスが通ると、大野和成が押し込んで先制。91分にアデミウソンの強烈なシュートがバーに直撃するなど、ピンチはあったが、最後まで1点を守り抜いて湘南は2勝目を挙げた。

湘南は、第7節川崎F戦から第12節FC東京戦まで6連敗を喫したが、ここ3試合は1勝2分と負けなしで来ている。前節もそうだったように、相手にシュート数では上回られているが、それでも粘り強く守り抜いて勝ち点を稼いでいるようだ。

ただエスパルスは、湘南には前回対戦で大勝している。昨年のほぼ同じ時期の第27節で対戦した。25分、43分とエウシーニョがゴールを挙げ、さらに44分には河井陽介のゴールが決まり3-0。ここで終わらず、前半のアディショナルタイムに西澤健太のゴールで4-0と大きなリードを持って試合を折り返す。勝負は前半でほぼ決まっていたが、52分にドウグラス、56分に西澤の2点目のゴールが決まって6-0で勝利した。その印象は、少なからず残っていることだろう。

相手が今節に向けて1週間の準備期間があるのに対し、エスパルスは中2日で、前節からの回復に努めることくらいしか出来ない。それでも、連敗を止めるのは、ここしかないかもれいない。たとえ不利な状況でも、自ら仕掛けていき、自分たちのゲームで久しぶりの勝利を挙げたい。


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2020明治安田生命J1リーグ 第17節   
9月19日(土)18:30キックオフ 

湘南ベルマーレ vs. 清水エスパルス
@Shonan BMWスタジアム湘南

<放送>
DAZN

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