NEWSニュース

【C大阪戦プレビュー】~勢いと縁起の良さで今季初の連勝へ~

©︎︎︎S-PULSE

球際の激しさが、あちらこちらで見られる。この練習風景が今では当たり前になってきている。平岡宏章監督が就任し、まず選手たちに求めた戦う気持ち。それを選手たち全員が感じ取りながら、日々のトレーニングに勤しんでいる。

平岡監督の初陣となった神戸戦。「30分しか練習をしていない」(平岡監督)と時間の無いなかでの準備となったが、選手たちは勝利に向けて必死だった。前半の33分にコーナーキックのこぼれから山口蛍にゴールを決められるが、60分に西澤健太のコーナーキックからヴァウドが合わせて同点。さらに、75分には西澤がスペースに出したボールから、エウシーニョが抜け出して逆転のゴールを挙げる。さらに終了間際には西澤のフリーキックから金井貢史が頭で合わせてダメ押し。エスパルスは8試合ぶりの勝利を、今季初の逆転勝利で飾った。

その勝利から、中10日。今度はしっかりと準備を整えて今節に臨むことになる。

一方前節C大阪は、G大阪との「大阪ダービー」となった。C大阪ペースで試合が進むも、32分に右サイドから小野瀬康介のクロスに、ゴール前でパトリックが身体能力をいかして胸トラップでキープ。落としたボールがルーズボールになるも、井手口陽介が押し込んで先制を許す。しかし2分後、ゴール前でフリーキックのチャンスを得ると、丸橋祐介のボールに木本恭生がボレーを放つがバー直撃。しかし、こぼれ球を豊川雄太が頭でねじ込んで同点に追いつく。試合は両チームともゴールが奪えないまま、後半アディショナルタイムには、右サイドから片山瑛一のロングスローに、清武弘嗣がワントラップからオーバーヘッドで狙うも、ゴールに右に外れる。そして試合終了。40回目の大阪ダービーは、1-1のドローに終わった。

C大阪は、11日に試合を行ったFC東京が勝利を収めたため順位を1つ下げたものの、その3位FC東京との勝ち点差はわずか1。試合数を考えると、十分に逆転できそうな位置にいる。C大阪はここ2試合勝利がないが、4-1と大勝した第23節横浜FM戦で2ゴールを決めるなど、ここ3試合で4ゴールを決めている豊川には警戒したいところ。エスパルスがJ2時代の16年に、当時岡山に所属していた豊川に、2試合連続でゴールを決められている。また前回対戦でも、83分から途中出場し、その2分後にC大阪の2点目の起点となったこともあった。彼以外にも平岡監督が「サイドに特長を持った選手がいる」と話すようにタレントが豊富な攻撃陣に、このところ安定してきているエスパルス守備陣が、どのように抑え込むのか。

ただ、ポジティブ要素がある。今節は、エスパルスが毎年春季キャンプを行う鹿児島市がマッチデーパートナーを務める「エスパルス鹿児島デー」。11年から行われたこのイベントで、エスパルスはこれまで7勝2分と負けていない。特に17年の鹿児島デーはC大阪戦だったが、前半に2点リードを許す展開になるも、後半に金子翔太のPKで1点返し、さらに北川航也の2得点で逆転勝利を収めている。前節勝利を収めた勢いと、その縁起の良さで、今季初の2連勝を成し遂げたい。



 エスパルス公式アプリ「S-PULSE APP」では、平岡宏章監督と鈴木唯人選手の試合前日コメントを公開!! 


**********

2020明治安田生命J1リーグ 第27節   
11月14日(土)14:00キックオフ 

清水エスパルス vs. セレッソ大阪
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN/エフエムしみず

**********

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース