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【G大阪戦プレビュー】~最終節は死力を尽くして勝ち点3を!~

ついに今季の最終節となった。いまエスパルスは18位、最下位となっている。ただ、今節に勝利すれば、少なくとも最下位フィニッシュはなくなる。他会場の結果しだいで、16位まで浮上する可能性もある。今できるのは、その可能性にかけて、目の前の試合に勝利することだけだ。

前節はホーム最終戦となる仙台戦。極寒のなかで行われたナイトゲームは、立ち上がりの17分にコーナーキックから失点。2試合連続の序盤での失点に不穏な空気が流れるが、29分に西澤健太の狙いすましたミドルシュートで同点に追いつく。しかし、前半終了間際の失点で、1点ビハインドで試合を折り返すことになってしまった。ハーフタイムの3枚替えでエスパルスが押し込む展開となり、67分にジュニオール ドゥトラの魂のゴールで再び同点。そこからは意地と意地のぶつかり合いとなるが、86分にフリーキックを献上してしまうと、浜崎拓磨に直接決められてシーソーゲームを落とした。今季限りで引退する吉本一謙の花道を飾ることができなかった。

エスパルスはこれでリーグワーストの20敗目。失点もワーストの70失点となってしまった。ネガティブな記録が並ぶが、得点は12位タイと、まだ順位を上回る成績を残している。失点を減らすことはもちろんだが、最後は今季スタートから取り組んできた攻撃力を見せたいところだ。 

G大阪は、前節アウェイで横浜FCと対戦した。試合は、すぐに動いた。開始から横浜FC陣内で進むと、ゴール前でボールが転々とする。矢島慎也がシュートを放つも六反勇治がセーブ、こぼれ球を倉田秋が押し込んでG大阪が先制。ここまで開始から25秒だった。勢いのままG大阪が攻め続けるが、横浜FCは前半アディショナルタイムに斉藤光毅がカットインから際どいシュートを放つ。だが、これは東口順昭がスーパーセ―ブでしのいだ。81分には、再びゴール前で倉田、渡邉千真が次々とシュートを放ち、そのたびに六反がセーブするも、最後はパトリックがゴールに押し込んで追加点。G大阪は今季8度目の完封勝利となった。 

G大阪は2位が確定し、天皇杯とAFCチャンピオンズリーグの出場権を獲得。前半戦は6敗したが、後半戦はここまでわずか2敗と、順位を一気に上げてきた。そのG大阪とは、第4節で対戦している。40分にパスで崩され小野瀬康介に決められて先制点を許したが、84分にフリーキックの流れから立田悠悟が頭で合わせて同点。しかし、直後に渡邉千真に決められた敗れた。これでエスパルスは、G大阪戦は現在4連敗中と苦手にしている。 

だが、過去はもう関係ない。「今年、まだ残り1試合あります。最後までチーム一丸となって勝利を目指し、そして皆さま方に、笑顔を見せられるように頑張っていきたいと思います」。エンディングセレモニーで平岡宏章監督がサポーターに誓った。色々とあった1年、「ああしておけば」「こうしておけば」という後悔は少なからずあるだろう。そうしたものは、来季まで引きずってはならない。最後は死力を尽くして、何が何でも勝ち点3を持ち帰る。 


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2020明治安田生命J1リーグ 第34節

12月19日(土)14:00キックオフ

ガンバ大阪 vs. 清水エスパルス

@パナソニックスタジアム吹田

<放送>

DAZN

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