2021鹿児島キャンプレポート10日目

2021/2/10

トップチーム

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今キャンプ、一度も雨が降らなかった鹿児島ふれあいスポーツランド。この日は最後にふさわしい陽気で、むしろ少し暑いくらいの気候になった。

練習開始前には、これまで最高の環境を提供してくれた方々への感謝として、ボランティアスタッフと選手、チームスタッフ全員で記念撮影。その後、選手たちは円陣を組んでロティーナ監督から「これから2週間、ミーティングやピッチでの練習を通じて、開幕に向けて良い準備をしよう」という話があった。そのミーティングの最後、「今日はヴァウドの誕生日です」と告げられると、全員が拍手でヴァウドの誕生日を祝って練習がスタートした。

ランニング、ストレッチ、そして今日もチューブやダンベルなどを使った体幹トレーニングを念入りに行う。そうしている間、近くでトレーニングをしているGK陣はこれまでより特に明るい様子が伝わってきた。生活をともにし、練習や練習試合を経て、3人の距離もより近くなったのだろう。それが伝播したのか、フィールドプレーヤーも和気あいあいとした空気でメニューを消化していく。

とりかご、そしてピッチ上に置かれたダミー人形を相手に見立てたパス練習と続く。場所を動きながら、一本のパスも疎かにしない。いつも以上に時間をかけたパス練習を最後まで真剣に取り組んだ。長めのランニング、ストレッチを行って、このキャンプのメニュー全てが終了。

このキャンプでは練習試合が2試合行われ、その2試合とも引き分け。良い面も、悪い面も出たものになった。ただ、このキャンプを最大限生かすためにも、三保に戻ってのトレーニングにかかっている。良い面をさらに伸ばして、改善点はすぐに修正しなければいけない。明日は体を休めて、そこから開幕まで2週間でラストスパートを見せることになる。