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【鹿島戦プレビュー】~新しいエスパルスのお披露目。サポーターの期待を上回る試合を!~

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今季オフシーズンの話題の多くをエスパルスがさらったと言って良いだろう。今年は日本代表GKの権田修一など新たに11選手が加入した。昨季エスパルスで主力して活躍した選手の多くの引き止めにも成功しており、昨季の上位チームにも引けを取らない戦力が揃ったと言える。


そして監督には母国のスペインで活躍し、日本でも東京V、C大阪で実績を残してきたロティーナ監督が就任することになった。行く先々で結果を残してきた一つの武器がゾーンディフェンスだ。平たく言えば、守備の対象が特定の「相手選手」ではなく、各人が決められた「ポジション」を守るというもの。それは主にボールの位置などで、それぞれのポジションが決まる。そのため、練習はフルピッチに選手たちを立たせ、立ち位置を体で覚え込ませるということが多かった。それはまるでロティーナ監督が選手たちを動かして詰将棋をしているような感覚だ。


新しいサッカーに、当初は選手から「頭が疲れる」という言葉が聞かれた。しかし、キャンプから戻り、徐々に開幕が近づくにつれ、河井陽介が「守備の面では8割9割できていると思う」と胸を張るように、手応えを掴んでいるようだ。これまでとは違ったエスパルスが、開幕戦で披露されることになるだろう。


その開幕戦の相手は昨季5位の鹿島。このカードで開幕を迎えるのは、近年では15年、18年とちょうど3年おきとなっている。鹿島との相性はあまり良くなく、現在は公式戦6連敗中だ。最後に勝ったのは前述の15年の開幕戦だった。だが、18年の開幕戦でも引き分けており、開幕戦の相手が鹿島というのは、それほど悲観することではないようだ。


今季の鹿島は、大卒3人、高卒2人、ユースからの昇格1人、そして2人のブラジル人助っ人の計8選手が新たに加わった。ただ、そのブラジル人選手は来日できていない。特にディエゴ ピトゥカは今年南米のクラブ王者を決めるリベルタドーレス杯決勝にまで駒を進めたサントスからの移籍となり、その実力は折り紙付き。よって、エスパルスにとって、彼の不在はアドバンテージとなるかもしれない。


それでも、鹿島はそれに動じている様子は微塵も感じさせない。昨季18得点を挙げ得点ランク2位のエヴェラウド、プロ1年目で10得点を挙げた上田綺世の2トップは、今年さらに力を発揮するだろう。そして、他のポジションを見ても、おなじみのメンバーが揃っている。昨季はザーゴ監督1年目ということで、序盤に戦術の浸透に時間がかかり序盤から4連敗を喫したが、今年は2年目ということもあり、大崩れすることもなさそうだ。


エスパルスも、昨季は序盤で躓いてしまった。開幕から5連敗で、最下位からの立て直しは厳しい戦いになった。そうした経験を踏まえ、21日に行われた出陣式では4期連続でキャプテンとなった竹内涼が「今シーズン、最初から僕たちはガンガン行きます」と宣言した。そして、その後の会見で竹内はこうも言った。「監督が代わって、選手が代わって、周りの人は『最初は我慢』と思っているかもしれないが、自分たちは全く思っていない」と自信を見せる。


今年もコロナ禍が続き、三保での練習、鹿児島キャンプ、練習試合など全てが非公開になっている。新監督、多数の新加入選手などで、期待がより高まっていることだろう。その期待を上回る試合をして、サポーターを喜ばせたい。 


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2021明治安田生命J1リーグ 第1節

2月27日(土)15:00キックオフ

鹿島アントラーズ vs. 清水エスパルス

@県立カシマサッカースタジアム

<放送>

DAZN

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