NEWSニュース

【福山戦プレビュー】~昨季快進撃を見せた相手に、格の違いを見せる!~

©︎︎︎S-PULSE

エスパルスにとって、悔しい試合が続いている。ルヴァンカッププレーオフステージ第1戦終了後にはロティーナ監督が「結果には満足していないが、チームのプレー、パフォーマンスには満足している」と話していたが、第2戦の終了後も「チームのプレーには満足している。特に前半はとても良いプレーができた」と同様の話をしている。


その第2戦は、21分にチアゴ サンタナのゴールで2試合合計1-1のイーブンに戻したが、37分に鈴木義宜と中村慶太という攻守のキーマンが同時に負傷交代というアクシデントに見舞われると、45分にファン アラーノに同点ゴールを決められ、さらに71分にはエヴェラウドに逆転ゴールを決められてしまった。エスパルスは控えのフィールドプレーヤーを全て使い切ったが、得点を奪うことができなかった。ただ、冒頭のように試合を通して内容そのものは悪いものではない。


これでエスパルスの今季のルヴァンカップは終了したが、またすぐに次の大会が始まる。「こういう試合を勝ちにつなげるようにするためにも、メンタルを強く保って、ナーバスにならず、やっていることを信じてやっていきたい」とディサロ燦シルヴァーノが試合後に切り替えたように、次も負けられない試合に臨む。


対戦相手の福山シティFCは、昨季の第100回大会で快進撃を見せた。初めて広島県代表決定戦を勝ち上がると、本戦では準々決勝に進出。J3秋田を相手に、前半は互角の戦い。14分に自陣でボールを奪われて茂平に先制ゴールを許すが、41分に吉井佑将の放ったシュートをGKがこぼすと、再び吉井が押し込んで同点に追いつく。しかし、その直後の前半アディショナルタイム、コーナーキックのこぼれ球を久富賢に押し込まれて勝ち越され、終了直前の89分には江口直生に直接フリーキックを決められて、福山は「ベスト6」で散った。


今季も広島県大会を勝ち上がると1回戦では松江シティFCと対戦。前半はシュートゼロで、松江に押し込まれる場面が続いていたが、後半に入ると一変。序盤から立て続けにチャンスを作ると59分に高橋大樹のダイビングヘッドで先制する。しかし、83分にコーナーキックから堀田佳佑に詰められて同点に追いつかれてしまう。試合は後半アディショナルタイムに突入すると、90+4分だった。ロングボールに抜け出した田口駿がGKと1対1。シュートは防がれるが、こぼれ球が再び田口に回り最後は右足で落ち着いて押し込んだ。この劇的な勝利で、初めてJ1チームと対戦することになる。


福山シティFCは今季で5年目。現在は広島県社会人リーグ1部に所属しており、24年のJ3昇格を目指しているチームだ。指揮を執る2年目の小谷野拓夢監督は現在23歳の青年監督。クラブのホームページでは、「『攻守において主導権を握るサッカー』を体現できるよう精一杯頑張りたいと思います」と、その意気込みを記している。また、田中憧はキャプテン就任時の挨拶で、


「昨シーズン成し遂げられなかった中国リーグ昇格、天皇杯でのJリーグチーム撃破を必ず成し遂げ、さらに全国社会人選手権での優勝という目標を達成できるよう、より一層自覚と責任を持って頑張っていきます!」


とコメント。エスパルスとしては、こうした熱さに飲み込まれないようにしなければいけない。きっちりと格の違いを見せ、次のリーグ戦に向けて良い流れを作りたい。


 エスパルス公式アプリ「S-PULSE APP」では、ロティーナ監督と鈴木唯人選手の試合前日コメントを公開!!


ダウンロードはこちらから


**********

2021 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会 2回戦 

6月9日(水)19:00キックオフ

清水エスパルスvs福山シティFC

@IAIスタジアム日本平

**********

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース