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【イベントレポート】 11月20日(土)「Orange Heart Project オレンジの鼓動をつなげよう」を開催

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11月20日(土)IAIスタジアム日本平にて、こころの病と向き合う方を対象とした『Orange Heart Project オレンジの鼓動をつなげよう』を開催しました。


このプロジェクトは、様々な事情から“こころの病”と向き合う方々を、医薬品だけではなくスポーツの力や就労体験などを通じて社会参画の次の一歩をサポートすることにより、活躍できる社会「ノーマライゼーション」を実現したいというヤンセンファーマ株式会社の想いから、同社が展開するHeart Projectの一環としてスタートし、今回が第3回目の開催となりました。


当日は9名の参加者に加え、パルちゃんクラブ(スタジアムボランティア)のメンバーや、静岡市 精神保健福祉課、同こころの健康センター、同スポーツ交流課の職員、ヤンセンファーマ株式会社の社員、静岡県立静岡商業高等学校の生徒も一緒にご参加いただき、全員お揃いのオレンジ色のTシャツを着用して活動をスタートしました。


まず初めに、開場前のピッチでスクールコーチによるスポーツ教室を行いました。


アイスブレイクで参加者同士が打ち解けた後、二人組になり様々なボールワークを行いました。参加者を二組に分けて行ったサークルボール移動競争では参加者同士の息を合わせ、協力し合いながら競い合いました。その後の試合形式のゲームでは、アイスタの素晴らしいピッチの上で、参加者全員のびのびとプレーし、ゴールが決まるとチームの皆で喜びとても良い雰囲気でスポーツ教室を楽しんでいただいた様子でした。


休憩の後、西サイドゲート・メインゲート・バックゲートに移動し、就労体験として普段パルちゃんクラブが行っている活動を一緒に行いました。


来場者プレゼントのハンドクラッパーやサンプリングの配布に加え、アルコール消毒の声掛けを行いました。今季、複数回参加されている方も多く、慣れた手つきで、来場するお客さまに対して笑顔で「ご来場ありがとうございます」と声を掛けながら活動している姿が印象的でした。


就労体験後は、スタンドに移動し参加者の皆さんで一緒に試合を観戦していただきました。Orange Heart Projectとして3回目の実施で初勝利を飾ることができ、参加者は選手の場内一周までスタンドに残り、周りのファン・サポーターの皆さんと共に喜びを分かち合いました。


本プロジェクトの目的は、こころの病と向き合う方の次の一歩をあと押しすること、そして病に対する周囲の理解を促していくことです。今回は活動を支えるパルちゃんクラブの皆さんに、静岡市精神保健福祉課よりこころの病についてご説明いただきました。また、事前に静岡商業高校の生徒の皆さんにクラブと静岡市よりOrange Heart Projectの紹介と「精神障がいについて」の授業を行い、授業で学んだことを当日スタジアム場外のブースで発表展示いただきました。


参加者からは「3回目の参加で、回を重ねるごとに就労体験での業務を上手にできるようになり嬉しい」、「アイスタのピッチでサッカーができて最高でした」という言葉が聞かれ、支援者の方からは「本人たちだけではチケットの取得や、いざ会場に行ってもどうしたらよいか分からないという不安がある中で、このような機会を設けて頂けるのはとてもうれしい」、「本人たちの社会参加という意味でもとても有意義な体験であると思います」といった嬉しい言葉をいただきました。また、パルちゃんクラブの皆さんからも「普段参加しているパルちゃんクラブが、障がいと向き合う方にとっての社会復帰を支援する場として活用していただけることはとても嬉しい。」という感想をいただき、このプロジェクトの意義を大きく感じることができました。


本プロジェクトを支えてくださった皆さま、ありがとうございました。

エスパルスは今後もノーマライゼーション社会の実現に向けて活動を続けていきます。

来シーズンの実施の際には改めて告知いたします。

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