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【名古屋戦プレビュー】~もう1つのタイトルを狙う戦い~

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今季のJ1リーグ開幕戦から中3日、今度はルヴァンカップの開幕戦となる。


そのリーグ開幕戦は、まずまずのスタートを切ったと言えるだろう。前半は札幌に危ないシュートを何本も打たれ先制を許したほか、PK献上という決定的なピンチもあった。だが、後半に入ってエスパルスがペースをつかみ、鈴木唯人のゴールで同点。「勝てた試合だった」と多くの選手が試合後に話しているように、最終的には内容でも互角以上の戦いを見せていた。


そうしてまた今度は、別の大会に臨むことになる。昨季は、決勝まで進んだ12年シーズン以来となる、グループステージを突破。プレーオフステージで鹿島に敗れはしたが、長く続いた悪い流れを断ち切ることになった。新体制発表会見で、山室晋也代表取締役社長が「タイトル獲得、すなわち優勝を目指す、新たな歴史の幕開けの年にしたいと考えています」と話していたのは、リーグ戦のことだけを示しているわけではない。ルヴァンカップもタイトル獲得を狙う大会の1つだ。今年も、初戦から飛ばしていきたいところだ。


相手の名古屋は、リーグ開幕戦で神戸と対戦した。ゆっくりとしたスタートだったが、23分にマテウス カストロが前線でボールを奪うと状況は一変。素早く左に展開し、酒井宣福の折返しに仙頭啓矢がヘディングシュートを放つ。これはゴールライン上でディフェンスにクリアされるが、こぼれ球を稲垣祥が押し込んで先制。さらに51分には、左サイドからマテウスの速いクロスが入ると、ディフェンダーのクリアミスからオウンゴールとなり追加点を挙げた。その後、お互い決定機を作るがスコアは動かず、名古屋は昨季リーグ3位の神戸から貴重な勝ち点3を獲得している。


その名古屋は、今季も大型補強をしている。センターバックにC大阪からチアゴ、ボランチに鹿島からレオ・シルバ、そして攻撃陣ではゴールに絡んでいた酒井、仙頭の鳥栖コンビを獲得。そして何より、昨季まで4年間FC東京を率いてきた長谷川健太監督が率いることになった。名古屋は昨季、9試合連続無失点というリーグ新記録を樹立したが、長谷川監督が就任したことで守備力は維持されるばかりか、より堅くなっているかもしれない。


新型コロナの影響で、リーグ第2節FC東京戦の中止が決まっている名古屋は、この試合に力を注ぐことも十分考えられる。一方。エスパルスとしては、この2週間で5試合という過密日程の中で、リーグ戦からメンバーの変更もありうる。それは今季新加入、または期限付き移籍から復帰した選手たちも含め、若手に大きなチャンスが回ってくるということでもある。ここから大きく羽ばたく選手が現れることも、この大会の魅力の一つ。大事な初戦で勝ち点3を獲得することが最大の目標であることは変わらないが、そうした選手の成長を見守りたい。そして、この試合からリーグ第2節、ダービーに弾みをつける。


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2022 JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ Bグループ 第1節

2月23日(水)14:00キックオフ

清水エスパルスvs名古屋グランパス

@豊田スタジアム

<放送>

TV放送:スカパー!

インターネット配信:SPOOX

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