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【磐田戦プレビュー】~新たなダービーの歴史を作る~

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今節は3年ぶりのダービーとなる。竹内涼が「どの順位にいようが、どのタイミングでやろうが、『ダービーはダービー』だと捉えている」と話すように、これまでの試合とは全く別の、意地とプライドをかけ、勝利のみを目指す試合になる。


エスパルスのリーグ開幕戦は、札幌にドロー。そして、先日行われたルヴァンカップ開幕戦となった名古屋戦、菊地脩太を始め多くの若手を多く起用し、可能性は感じさせたものの、最終的にはスコアレスドローという結果になった。


公式戦2戦を終え、課題が少しずつ見えてきている。両試合に共通する課題は、主に攻撃面だろう。札幌戦では後半、鈴木唯人の得点の前に少なくとも2度の決定機を作ったが、そこで得点をすることができなかった。また、名古屋戦では多くはなかったものの、得点が奪うチャンスがなかったわけではない。そこでもう1つの課題は、立ち上がりの戦い方だ。札幌戦では、開始から札幌の勢いを受けてしまう形になり、15分に先制ゴールを奪われ、さらに同じような形からPKを献上してしまった。名古屋戦では、失点こそしなかったものの、前半のスタートから危ないシュートを打たれるなどピンチが続いた。その課題を克服するためには、序盤に先制点を奪うということだ。


ところで、リーグ開幕戦に先発した選手のなかで、ダービーを経験したことがある選手は3人しか無い。竹内と、白崎凌兵、立田悠悟のみ。昨年、今年と大きくメンバーが変わる中で、ダービーを知らない選手も多くなってきているのが現状だ。


つまり、両チームのサポーターも含めたダービー独特の空気が勝敗に影響する可能性が大いにあるということだ。先制されてしまえば、雰囲気に飲まれかねない。逆に5-1で大勝した18年の第29節の戦いは、1分に北川航也がゴールを決めたことで、一気に流れをつかんだ。上述したように、先制点がいかに大事かということが分かるだろう。


その磐田は、昨季J2開幕から2連敗とスタートダッシュに失敗したが、後半戦はわずか1敗と、圧倒的な強さでJ2優勝と、J1昇格を果たした。その立役者となった22ゴールを挙げたルキアンは福岡に移籍したものの、浦和から杉本健勇、横浜FCからジャーメイン良などを獲得している。そのジャーメインはリーグ開幕戦の福岡戦では93分に劇的なゴールを決めて、チームを同点に導いている。また、磐田はFC東京とのルヴァンカップ開幕戦が中止になっており、今週1週間かけてこの試合に向けて準備を積んできている。


鹿児島キャンプ中に行われた練習試合で磐田と対戦したが、エスパルスは終盤の失点で0-1で敗れている。その試合後に平岡宏章監督は「伊藤(彰)監督は可変的というか、掴みづらいサッカーをしてくると思った。でも、4週間後の公式戦では、勝てるように良い準備をしていきたい」と、この試合でのリベンジを誓っている。


18年の5-1での勝利が最終的に、ここ10年では最上位である8位という結果を残し、また個人では北川がこの試合後に日本代表に選ばれた。今節のダービーでの1勝は、チームや個人を成長させ、勝ち点3以上の価値をもたらすだろう。静岡ダービーのロゴも新しくなり、この試合からまた新たな戦いの歴史を作っていくことになる。


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2022 明治安田J1リーグ 第2節

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