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【柏戦プレビュー】~勝って中断を迎える!~

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昨季は15試合を終えて勝ち点12だったが、今季ここまでの勝ち点は、それより1ポイント多い13。だが、気がつけば17位湘南と勝ち点で並び、得失点差もわずか1点差。リーグ戦もあと2試合で前半戦が終了するという状況で、ここが踏ん張りどころになる。


エスパルスは、前節FC東京と対戦した。前半は主導権を握り、20分には左サイド山原怜音のクロスにファーでチアゴ サンタナが合わせたがポスト直撃。得点のチャンスを逃してしまう。すると前半終了間際の45分に権田修一が弾いたこぼれを押し込まれて先制を許してしまう。後半は押し込まれる展開となって、クロスから2失点を決められてしまい0-3の完敗となった。


これまでの試合は、悪くない内容で結果が伴わないという状況だったが、前節は厳しい内容だったと言えるだろう。「サッカーの本質の部分で負けていた」と権田が話していたように、球際の部分や運動量、特にスプリント回数ではFC東京に50回近く劣っていた。平岡宏章監督が求めるこうした戦う姿勢の面が足りなかったと言えるだろう。もう一度原点を思い出して、泥臭くでも勝利を狙って戦いたい。


一方の柏にとって前節は、今季のベストゲームだったと言えるだろう。その引き金となったのは6分の場面だ。ボランチでの出場となった福森晃斗が、小屋松知哉に対して後ろから足の裏を見せた厳しいチャージで、VARで判定の結果一発退場となった。こうして数的優位となった柏の攻撃陣が札幌に襲いかかった。15分にシュートのこぼれ球をエリア外から高橋祐治が強烈なシュートを叩き込んで先制。さらに、26分にはクロスが流れてきたところを細谷真大が押し込んで追加点を挙げた。後半に入っても柏が優勢に進めて、54分にはマテウス サヴィオ、その4分後には小屋松、さらに森海渡がPKを含めて2得点を決めて6得点。74分には青木亮太にミドルを決められるが、圧倒的なリードを前に大した問題にはならなかった。結局、大勝の柏は順位を4位に上げている。


エスパルスはここ2試合で5失点を喫しているため、守備を立て直すのが最優先となるだろう。柏は前節の6得点のインパクトが大きいが、その中で特に細谷には注意したい。鈴木唯人、松岡大起と同じくAFC U23アジアカップウズベキスタン2022に臨むU-21日本代表に選出されているプロ3年目。昨年はリーグ28試合に出場して3得点と試合に絡み始めると、今年はここまでリーグ全試合に先発して5得点と、飛躍の年にしている。松岡が「背後の抜け出しは速いものがあるし、隙を常に狙っている。ドリブルの力強さもある」と話すように、柏の新エースには警戒が必要だ。


リーグ戦は、今節を終えると6月18日の福岡戦まで約3週間空くことになる。そこまで良い印象を持ったままトレーニングをするのか、それとも重苦しい状況でトレーニングするのかでは、大きな違いがあるだろう。勝って戻ってくる。それが今後にも大きな力になる。


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2022 明治安田J1リーグ 第16節

5月29日(日)16:00キックオフ

清水エスパルスvs 柏レイソル

@三協フロンテア柏スタジアム

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