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【周南公立大戦プレビュー】~厳しい状況から立ち上がる~

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チームは厳しい状況の中にいる。


2連敗で迎えた前節柏戦は、序盤から厳しい戦いになった。相手陣内でボールを失ってカウンターを受けるという展開が続くと、13分にはマテウス サヴィオにゴール前で翻弄されて左足で決められると、39分にもカウンターから細谷真大に1対1から流し込まれて追加点を許してしまう。後半に入っても58分にコーナーキックから失点。その直後に投入された片山瑛一が鈴木義宜のロングボールを胸トラップから豪快に叩き込んで1点を返すが、反撃もここまでだった。


チームはリーグ3連敗。この試合の翌日、平岡宏章監督が契約解除となり、篠田善之ヘッドコーチが指揮を執ることになった。2試合連続の3失点、さらに先制点を奪うことができなかった攻撃など、改善しなければいけないことは数多くある。次のリーグ戦までの約3週間で、ここを修正していかなければいけない。ただ、その前にあるのが、中2日で迎えるこの天皇杯だ。


この2回戦の相手は、3年ぶり12回目の出場の周南公立大学。周南公立大学は、私立の徳山大学が公立化されて、今年4月に名称を改めた大学。県大会の決勝ではバレイン下関を1-0で下して山口県代表に輝いた。


1回戦では香川県代表の高松大学と対戦。序盤からチャンスを作り、34分には左サイドの寺坂洸希がカットインからニアに決めて先制。さらに、41分には林英寿のコーナーキックから松本優人が押し込んで追加点を挙げる。さらに、63分には山本廉哉がPKを沈めて3点目。最後まで高松大の攻撃を抑えて3-0で快勝している。


このチームを率いる中村重和監督は、2002年に当時J2だった福岡の監督をしていた。つまり、当時福岡でプレーしていた篠田監督とは師弟対決となる。「中村さんは非常にお世話になった方なので、恩返しできるようにしたい」と負けられない一戦になる。


ちなみに篠田監督が前回、19年に指揮していたときの天皇杯決勝は、新国立競技場のこけら落としとなる予定だった。その舞台で戦うことを目標にしたチームは快進撃を見せており、結局その目標こそ達成できなかったが、準決勝まで進出している。


今回は権田修一が日本代表に、鈴木唯人と松岡大起がU-21日本代表に、菊地脩太がU-19日本代表、さらにベンジャミン コロリがコソボ代表、オ セフンがU-23韓国代表に選出されており、この試合では大勢の選手が不在になる。チームの主力、そして有望な若手がいないが、残ったメンバーで初戦は確実に突破したい。


平岡宏章前監督が「残念ながら、志半ばでこのチームを離れることになりますが、 ここから更に一丸となり、巻き返してくれることを期待しています」という言葉を残しているが、チームがこの試合から変わっていく姿勢を、まずは見せなければいけない。


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2022 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会 2回戦

6月1日(水)19:00キックオフ

清水エスパルスvs 周南公立大学

@IAIスタジアム日本平

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