デジタルブック版「S-PULSE NEWS」2022年7月号 VOL.290に掲載された記事をチラ見せ!
二人が会ったのは2、3回ほど。いずれも挨拶程度だったそう。対談の冒頭、「正直、すごい距離があるね」と森岡隆三氏は話していた。しかし、エスパルスの最終ラインを任された二人は、DF論をきっかけに意気投合する。
6月10日取材/文=田中芳樹
――どのようなきっかけでDFを始めましたか?
森岡「小、中学は『キャプテン翼』を見て育って、小学生時代はストライカー。中学になると翼くんが急にミッドフィルダーになったから、自分も今度は中盤をやったけど、高校に入ったら、それどころじゃない。どこも選べないから、否応なく右サイドバック。守備なんかやったことないから最初は何もできなかったけど、そこで守備の喜びを教わって、そこからどっぷりハマったかな」
鈴木「自分の場合は、基本的にGK以外のポジションを全部やったという感じです」
森岡「そこに自分の意志はあった?」
鈴木「全部やらされてました(笑)。高校2年の夏ぐらいに監督から『センターバックをやれ』って言われて、そこでセンターバックに収まった感じですけど、それまではポジションごとに与えられた役割を楽しんでいました」
森岡「やっぱり、その場その場で適応できる能力があったってことだよね」
鈴木「でも、逆に一つ特徴がある選手が羨ましいなと思います」
森岡「それはすごく分かる。俺も『器用貧乏』みたいなことは言われてたから。だから満遍なく積み上げていこうという感じはあったね」
――DFをやっていて、苦手なタイプはどんなFWですか?
鈴木「僕は俊敏性のあるタイプですね」
森岡「良い状態でボールを受けられたときに嫌なのは俊敏性がある選手だよね。そうじゃないなら、全部先手を取られるようなタイプ。(ジネディーヌ)ジダンには何もできる気がしなかったかな。フルでタックルに行ったのに、ヒョイってかわされて」
全文はエスパルスニュース2022年7月号に掲載。
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