練習レポート

NEWS / TRAINING

練習レポート

【J1第25節磐田戦プレビュー】オレンジ魂を天に届けるために

2011年9月10日

栄光の背番号1を眞田雅則さんから受け継いだ山本海人。「更に気持ちの入ったプレーを見せ、眞田さんにどこかで笑っていてもらいたい」と語った。

栄光の背番号1を眞田雅則さんから受け継いだ山本海人。「更に気持ちの入ったプレーを見せ、眞田さんにどこかで笑っていてもらいたい」と語った。

オレンジ魂を天に届けるために


8 日の空は、恨めしいほどに澄みきって青く、雲が広がっていた。生けるレジェンドフレドリックユングベリの加入会見の数時間後、共に戦ったエスパルスのゴールキーパーコーチ眞田雅則さんの通夜がしめやかに行われた。エスパルスで共に戦ってくれたことへの心からの感謝と、旅立たれた悲しみ。両極の感情が、決して混ざり合って中和されることのない現実を、エスパルスに関わる全員が真正面から受け止めるほかなかった。

ユングベリはファミリーを亡くし、心折れているエスパルスに繊細な気遣いと優しさを見せてくれた。震災を機に多くの外国人選手が日本を去り、仕方がないと悲しい思いをしたサッカー関係者が多かったことを伝えると「僕は逆に来ました!」そういって優しい笑顔を見せてくれた。

悲しみはすぐに消えることはないだろう。けれど、サポーターやサッカーファンのために、オレンジ戦士は気持ちを切り替え、負けることの許されない戦いに挑もうとしている。なぜ今が静岡ダービーなのだろう。そう思ったが、今だからきっと静岡ダービーなんだと思い返した。勝とう、勝てばきっと前に進める。

ゴトビ監督は震災でリーグが中断していた期間も定期的にトレーニングマッチやチャリティマッチに臨み、サポーターに公開した。「90分間だけでも悲しみや不安を忘れ、楽しむことができるはずだから」と理由を話してくれた。徐々に歓声が戻り、笑顔が戻り、それが復興の1つなのだと実感できた。だからエコパに行こう。そして思う存分オレンジ戦士に声援を送ろう。眞田さんはエスパルスのリーグ優勝をずっと、ずっと願い共に戦ってきたのだから。

エスパルスは現在8勝 9分7敗の8位。対する磐田は現在8勝7分9敗の10 位。勝点差は2。だが、注目しなければいけないのは、その得失点差。順位はエスパルスの方が上だが、得失点差はエスパルスが−8なのに対し、磐田が+10。3試合連続4失点を考慮したとしてもまだ余りある差だ。得点はエスパルスより10点多く、失点は8 点少ない。この差を埋めるためには、我慢も必要だ。

磐田は先取点を奪った10試合のうち3試合を落しているが、前半をリードで折り返した試合は5試合全勝している。 これに対してエスパルスはその両方の条件でも無敗ということで、先取点が勝利への近道だということは、とても大きなカギとなる。だが、仮に先取点を奪えなくても、奪われなければ、エスパルス勝利の確率はぐっと上がるし、必ずチャンスはやってくる。

90分間諦めず戦い抜いて、勝点3をもぎ取ろう。過ぎた時は戻らないが、未来なら変えられる。不可能だと思わない限り、チャンスの扉は開かれる。みんなで勝利をもぎ取り、世界への扉を開く次のステージへと共に進んでいこう!

≪ 前のニュース | 練習レポート一覧 | 次のニュース ≫

PAGE TOP

当サイトに掲載している記事・写真・画像などの無断転載を禁止します。 Copyright (C) S-PULSE All Rights Reserved.