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2017年12月30日

2017シーズン ご声援ありがとうございました


2017年シーズン、エスパルストップチーム同様、ユース・ジュニアユース・ジュニアチームに温かいご声援ありがとうございました。


まず初めに、清水エスパルスユースより来季、DF伊藤研太選手、MF滝裕太選手、FW平墳迅選手がトップチームに昇格します。まだまだ成長途中の3選手ですが、自分に厳しく、貪欲にコツコツとエスパルスの将来を担う逞しい選手になってもらいたいと願います。













今シーズンはエスパルスユースより8選手をJリーグのトップチーム公式戦に出場可能なユース選手(2種)として登録しました。実際に3選手がプロのピッチでプレーし、またトップチームの練習参加、サテライトリーグへの出場等、アカデミー組織ならではの常にプロを意識できる環境を強化してまいりました。今回トップに昇格した選手たちの活躍はもちろん、大学に進学する選手たちも成長してエスパルスにまた戻ってきてもらいたいと願います。



2017年シーズンを振り返ると、各カテゴリーそれぞれかけがえのない大きな経験を積んだ1年となりました。



ユースチームは、3月にエスパルス後援会や多くの皆様から募った支援金をもとにドイツ・オランダ遠征を実施させていただきました。海外の身体の大きいパワーある選手たちとの試合では、日本では体感/体験出来ないプレッシャーの中で試合をさせていただきました。このような試合環境の中で、判断の速さや正確なテクニックの重要性を改めて学ぶことができました。試合を重ねるごとにそのプレッシャーの中でも自分たちのサッカーが少しずつ出来てきたことが、不安や気負いから自信へと変わっていきました。











7月には「第41回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会」に出場しました。結果は残念ながら予選リーグ敗退となりましたが、負けて得るものも多く、この経験が「高円宮杯プレミアリーグ」の後半戦に火をつけたことは間違いありません。「 Jユースカップ 第25回Jリーグユース選手権大会」も悔しい結果となりましたが、負けたという現実を素直に認め、次への挑戦に向かって突き進んだ選手の精神力の成長を感じ取ることができました。













年間を通じたユース年代最高峰のリーグ「高円宮杯U-18サッカーリーグ プレミアリーグ」では、海外遠征や各大会の経験が大きく活かされた18試合となりました。残念ながらEAST 2位という結果に終わりましたが、最終戦まで優勝争いをし、最後まで諦めない気持ちを持てたことはチームとして大きな収穫であり、選手たちにとっても大きな財産となったと思います。最終戦だけが結果の全てではなく、18試合の積み重ねが2位という結果だということを忘れず、どんな状況でも自分の力を出しきれる選手となれる様、毎日の練習から取り組んでもらいたいと思います。













様々な特徴を持つ相手と真剣勝負ができるプレミアリーグで2018年も戦えることに感謝し、更なる飛躍を目指します。









ジュニアユースU-15は、5月に大阪 J-Green堺で行われた「JFAプレミアカップ2017」にて2年連続3回目の優勝を致しました。また8月には北海道帯広市・中札内村にて行われた「第32回 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会」に出場し、準決勝に進出しましたが、残念ながら決勝には進めず第3位となりました。この大会で得たピッチ内、ピッチ外での経験は大きく、選手も改めて今の自分を見直す機会となりました。年末に行われた中学年代最後の大会となる「高円宮杯第29回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会」も結果は第3位でしたが、最後まで運動量が落ちることなく試合中に足が攣る選手もおらず、またコンタクトプレーでも相手に引けを取らないといった3年間取り組んできた成果が見られました。最後のフィニッシュの精度は課題に残りましたが、3年生はこの悔しい経験を忘れず、それぞれの進路で引き続き頑張ってくれる事を期待します。

















ジュニアユースU-14は8月にクラブスポンサーの江崎グリコ様ご協賛のもと、グリコチャレンジツアー/スペイン遠征を実施しました。スペインの強豪、バレンシアとの強化試合を始め、エスパニョールや、スペイン南部の強豪マラガ等を招集し、計4チームでグリコカップを開催しました。世界トップレベルとの試合経験を今後にどう活かすかが大切であり、この経験を次のステップに繋げてほしいと思います。また慣れない環境やハードなスケジュール等、日本ではないことばかりでしたが、海外へ行き「日本の豊かさ」を改めて実感したことで、日々の生活に感謝するということを忘れずに、これからも成長を続けてほしいと思います。











ジュニアユースU-13もエスパルスファミリーの一員となると同時にエンブレムをつけて戦うこと、行動することの重要性を知り、様々な場面で自覚を持った行動ができるようになってきました。多くのことに挑戦できる年代でもあるため、更なる挑戦・成長を続けてほしいと思います。







ジュニアチームは清水及び三島で活動し、昨年4〜6年生までの全学年が揃いました。一貫指導体制が整い、必要なテクニックや精神力、サッカーに対する理解等、順を追って指導ができる事でスムーズな育成を図ることが可能となりました。またサッカー以外の面でも、観る・聞く・話す(伝える)・考える・判断するなど、大きな成長が伺えました。

















7月にはデンマークにて行われた「IBER CUP Scandinavia」にU-12清水が出場しました。ジュニアチーム初の海外遠征実施にあたり、日本航空株式会社様より航空券をご提供いただき、選手はホームステイ先のホストファミリーにも大変お世話になりました。











8月に『サッカーのまち』静岡・清水で盛大に開催された「第31回全国少年少女草サッカー大会」。昨年はU-11清水・三島合同チームで出場し、一期生が6年生となった今年は両チームがそれぞれ大会に出場しました。伝統ある草サッカー大会で、U-12清水が優勝、U-12三島が第3位という成績を残し、また地域の皆様のサポート・期待の大きさを改めて感じました。










年末に鹿児島で行われた「第41回全日本少年サッカー大会 決勝大会」にはU-12清水が静岡県代表として初出場しました。1次ラウンドを1位突破するも、決勝トーナメント1回戦で勝利する事はできず、ベスト16にて大会を終えました。全国レベルで見ると、まだまだ選手・スタッフも課題は山積みです。今年の経験や反省を来年に活かせる様、指導体制を強化して参りたいと思います。











2016年4月よりクラブとして立ち上げた≪エスパルスアスリート育成プロジェクト≫では、サッカー選手としてのフィジカル面の土台作りを中心に、姿勢や基本動作、運動能力の評価から動き作りの指導実践などを行い、選手のサッカースキル向上に加えアスリート育成に対しての取り組みを行っております。2017シーズンも育成選手へのフィジカルテストの実施、体幹・ランニング・キック動作等のレクチャーをはじめ、練習後にチームで食事をとり食育を実施し、その成果がピッチでも明らかに見られるようになりました。またクラブ外にもアスリート育成についての取り組みを発信する機会をいただき、少しずつではありますがプロジェクトの広がりを感じる1年となりました。













大会の結果だけを見ますと、それぞれのカテゴリーで良い成績を残してくれたと感じます。しかし、育成組織の本来の目的はあくまでもトップ選手を育てることです。決してこの現状に満足することなく、より良い選手育成を目指します。来季は3選手がプロの舞台に挑戦しますが、アカデミーから育っていった選手が目標とするところは、「プロになれた」ではなく、「エスパルス、さらには世界で活躍する選手」です。目標を見失うことなく、上へ上へと挑戦を続けてほしいと願っております。アカデミーで培ったことを一つの経験、糧として、今後も本気でサッカーと向き合い続けてもらいたいと思います。


最後にエスパルスアカデミーはこれからも『トップチーム、そして世界で活躍できる選手育成』を目指し、ホームタウン内での育成・強化を行うべく、ジュニアチームからの一貫指導を行います。サッカーを通しての人間形成にも指導の重点を置き、より良い育成環境の整備を目指し邁進を続けていきます。


日々の活動を支えてくださるスポンサーや支援者の皆様、保護者、学校、サッカーに関わる全ての関係者の皆様に深く感謝申し上げると共に2018シーズンも新たにチャレンジャーとして挑戦して参ります。来年も変わらぬご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。





2017年12月05日

アスリート育成プロジェクト 活動の近況報告


エスパルス育成部では、「サッカー選手である前にアスリートの要素を」をテーマに、2016年4月より≪エスパルスアスリート育成プロジェクト≫をクラブとして立ち上げ、サッカー選手としてのフィジカル面の土台作りを中心に、姿勢や基本動作、運動能力の評価から動き作りの指導実践などを行い、選手のサッカースキル向上に加えアスリート育成に対しての取り組みも行っております。

活動の近況報告をレポートします。



『フィジカルテスト』

エスパルス育成部ではジュニアは年に1回、ジュニアユース、ユースは年2回のフィジカルテストを行っております。内容は、瞬発や跳躍、持久力などサッカーに必要な5項目を計測しています。ジュニアからユースまで統一した項目で計測していくことで、選手の成長がわかりやすくなります。トップに昇格した選手がジュニアユース年代ではどの程度の結果であったのか。また、その選手がどの様に成長していったのかも明確であり、各年代の選手が目標を立てる上でも役立てています。


育成年代は選手の身体の成長に伴い、計測結果の数字は向上しやすいですが、向上したことだけに一喜一憂することなく目標からの逆算を行い、更に向上するためにはどの様な取り組みを行えばよいのか、考えて取り組み、選手として更なる成長に繋げてもらいたいと思います。







『U-13ランニングレクチャー』

U-13の選手は、入団当初から基本姿勢・動作を中心とした身体の土台作りに力を入れております。基本が少しずつ出来てきたこの時期に、基本からの発展としてランニングレクチャーを実施しています。今回は速く走るためのメカニズムを理解し、フォームを形成するためのドリルを指導しました。


サッカー選手にとって走るという動作は根幹であり、現代サッカーでは走れる選手が当たり前になってきています。新しい動きを習得するためには反復練習が必須であり、自分のものになるまでには何万回とのトレーニングが必要であります。トレーニングの時だけでなく、日常生活から取り組み、自らの成長に繋げてもらいたいと思います。







『キック動作レクチャー』

ジュニアユースの選手を対象にキック動作のレクチャーを実施しました。ボールを蹴るという動作を、「強く」「コースの幅」「駆け引き」などをテーマに、そのメカニズムについて海外の選手の映像を用いながら解説しました。


キックの際の身体の使い方については、普段のトレーニングにおいてコーチから指導を受けており、意識して取り組んではいますが、メカニズムを理解することでよりイメージが付きやすくなったと思います。また、自分たちのキックの映像と比較することで、意識と表出とのズレが生じている選手も多く、再確認が出来た選手も多いと思います。


「しているつもり」の選手が多く、ボディイメージと実際とのズレは成長に大きく影響を与えます。指導や修正の助言に対して、改善のために取り組むことは重要ですが、自分を客観的に見ることができる力も重要です。現代ではビデオなどの映像ですぐに確認出来るので、言われたことだけを行うのでなく、それがイメージ通りに行えているのかを自分で評価が出来るようになってもらえればと思います。