CLUB クラブ沿革

2009

頂上まであと少し、手応えを感じた1年

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「今年こそタイトル獲得」との想いを胸に臨んだ2009シーズン。善戦しながらも最終的にはタイトルを手にすることは叶わず、前年に続いて悔しさを味わうシーズンとなった。

開幕から思うように勝ち星を伸ばせず、序盤こそ苦しい戦いを強いられたエスパルスだったが、徐々に立て直して得意の夏を迎えると、第16節から快進撃をスタート。第23節ではライバルのジュビロ磐田にホームで5-1と快勝するなど、勢いに乗り、第28節までを8勝5分けの無敗で乗り切って10年ぶりにリーグ戦首位に立った。しかし、その直後の第29節から第33節まで、まさかの5連敗。ほとんどの選手が初めて経験する首位の重圧に押し潰された恰好で、最終的には7位でリーグ戦を終えた。

また、昨季は準優勝で涙を呑んだナビスコカップでは、今年もグループリーグを突破して勝ち進んだが、準決勝で敗退。天皇杯もベスト4で敗退と、全ての大会でまずまずの好成績を残しながらも、タイトルを獲得できないもどかしさが募る結果となった。

ただ、長谷川監督のもとで5年目を迎えたエスパルスでは、急激な勢いで日本代表のエースに上り詰めたFW岡崎慎司のほか、GK山本海人、DF岩下敬輔も日本代表に選出されるなど、選手個々人も大きな成長を遂げ、チームの未来にさらに期待を抱かせた。厳しさ・悔しさを味わった一方で、「来季こそは」という想いを更に強くした一年であった。

公式戦記録

Jリーグ ディビジョン1 7位(勝ち点51 13勝12分9敗 44得点、41失点)
Jリーグヤマザキナビスコカップ ベスト4
天皇杯 全日本サッカー選手権大会 ベスト4

主な出来事

1月16日 「清水日本平運動公園球技場」のネーミングライツについて、(株)アウトソーシング、静岡市との三者によるネーミングライツパートナーシップ契約を締結。スタジアム新愛称が「アウトソーシングスタジアム日本平」に
3月 エスパルス福祉基金『GOALS for ALL』開始
6月27日 伊東輝悦選手、Jリーグ史上初のJ1リーグ戦通算450試合出場を達成
12月7日 Jリーグアウォーズにて、岡崎慎司選手がベストイレブン・優秀新人賞、アウトソーシングスタジアム日本平がJリーグベストピッチ賞を受賞(2年連続3度目)

登録選手

No. 名前 name ポジション 出身地
1 掛川 誠 Makoto KAKEGAWA GK 埼玉県
2 児玉 新 Arata KODAMA DF 大阪府
3 青山 直晃 Naoaki AOYAMA DF 愛知県
4 太田 宏介 Kosuke OTA DF 東京都
5 岩下 敬輔 Keisuke IWASHITA DF 鹿児島県
6 マルコス パウロ MARCOS PAULO MF ブラジル
7 伊東 輝悦 Teruyoshi ITO MF 静岡県
8 枝村 匠馬 Takuma EDAMURA MF 静岡県
9 永井 雄一郎 Yuichiro NAGAI FW 東京都
10 藤本 淳吾 Jungo FUJIMOTO MF 神奈川県
11 原 一樹 Kazuki HARA FW 千葉県
13 兵働 昭弘 Akihiro HYODO MF 千葉県
14 高木 純平 Jumpei TAKAKI MF 熊本県
15 辻尾 真二 Shinji TSUJIO DF 大阪府
16 本田 拓也 Takuya HONDA MF 神奈川県
17 山本 真希 Masaki YAMAMOTO MF 静岡県
18 ヨンセン Frode JOHNSEN FW ノルウェー
19 木島 悠 Yu KIJIMA FW 兵庫県
20 長沢 駿 Shun NAGASAWA FW 静岡県
21 西部 洋平 Yohei NISHIBE GK 兵庫県
22 大前 元紀 Genki OMAE FW 神奈川県
23 岡崎 慎司 Shinji OKAZAKI FW 兵庫県
24 永畑 祐樹 Yuki NAGAHATA MF 鹿児島県
25 市川 大祐 Daisuke ICHIKAWA DF 静岡県
26 平岡 康裕 Yasuhiro HIRAOKA DF 静岡県
27 廣井 友信(8月抹消) Tomonobu HIROI DF 東京都
28 竹内 涼 Ryo TAKEUCHI MF 静岡県
29 山本 海人 Kaito YAMAMOTO GK 静岡県
30 キム ドンソプ(8月抹消) KIM Dong Sub FW 大韓民国
31 武田 洋平 Yohei TAKEDA GK 大阪府
32 佐野 克彦 Katsuhiko SANO DF 静岡県
33 岡根 直哉(※) Naoya OKANE DF 大阪府
34 河井 陽介(※) Yosuke KAWAI MF 静岡県

※JFA・Jリーグ特別指定選手

クラブスローガン

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共に戦ってきたサポーター、チームメイトの存在。
積み上げた努力、幾度となく流した涙。そして、自分自身。

その全てを信じ、いよいよ歓喜のときを迎えるべく、
すべての人と、地域とエスパルスが一体とならなければならない。
一人ひとりの信じる力が大きな後押し。

どんなに困難な状況でも最後まで諦めることなく、
己を信じて戦い抜くことを誓います。