CLUB クラブ沿革

2015

エスパルスにとって転換期、クラブ史上初のJ2降格へ

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1993年のJリーグ開幕から23年間、常にトップカテゴリーでしのぎを削って来たエスパルスが、J2への降格という憂き目を見たシーズンとなってしまった。

元ナイジェリア代表のピーター ウタカ、オーストラリア代表の経験もあるミッチェル デュークを獲得。また日本人選手では、枝村匠馬、八反田康平、犬飼智也、白崎凌兵など期限付き移籍で経験を積んできた選手が続々と復帰した。

開幕戦の相手は、前年度リーグ3位の鹿島。エスパルスは「オレンジ山脈」と呼ばれた、身長180センチ以上で本職がセンターバックである選手をディフェンスラインに4人並べる戦術で挑んだ。その強固な守備陣が鹿島の攻撃を跳ね返し続けると、攻撃では大前元紀の2得点という活躍もあり快勝。

最高のスタートを切ったかのように見えたが、以降成績は安定しなかった。第14節川崎F戦では石毛秀樹の2得点など、平均年齢23.91歳のメンバーが真っ向勝負に競り勝ったように、若手が著しい成長を見せた試合もあった。一方で、シーズン当初から課題に挙げていた守備の面で綻びが見え、失点を減らすことができなかった。この年から復活した2ステージ制で、エスパルスは1stステージ最下位に終わる。

リーグ中断期間は、前年に続き御殿場キャンプが行われた。そのキャンプ中に、同年5月まで大分を率いていた田坂和昭氏がヘッドコーチに就任し、体制を新たに2ndステージでの巻き返しを誓う。

だが、2ndステージ開幕戦で神戸に0-5大敗。一度狂った歯車はなかなか元には戻らず、大榎克己監督が第5節横浜FM戦の2ndステージ初勝利を最後に辞任する。エスパルスは2季連続のシーズン途中の監督交代となった。

後任には田坂ヘッドコーチが就任。水原三星ブルーウイングスから獲得した鄭大世、川崎Fから期限付き移籍で獲得した角田誠など経験のある選手を獲得し、同時に選手の意識改革に努めるも、すぐに結果には現れない。

そして、ついにその時は来た。
第14節仙台戦に敗れ、他会場の結果でエスパルスにとって初めてとなるJ2降格が決定。サポーターの願いも虚しく2ndステージで17位、年間の順位でも17位と前年の悔しさを活かすことが出来なかった。来季は22チームが集まるJ2という厳しい舞台で、チームの輝きを取り戻すことになる。

公式戦記録

明治安田生命J1リーグ 1stステージ 18位(13勝点 3勝4分10敗 22得点、32失点)
明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 17位(12勝点 2勝6分9敗 15得点、33失点)
明治安田生命J1リーグ 年間順位 17位
Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ敗退
天皇杯 全日本サッカー選手権大会 2回戦敗退

主な出来事

8月1日 大榎克己監督辞任。田坂和昭監督就任
10月17日 ベガルタ仙台に敗戦し、クラブ史上初のJ2リーグ降格が決まる
12月8日 Jリーグアウォーズにて、最優秀育成クラブ賞受賞、IAIスタジアム日本平がJリーグベストピッチ賞を受賞(8年連続9度目)

2015中部日本横断シリーズ

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2015明治安田生命J1リーグにおきまして、
アルビレックス新潟、松本山雅FC、ヴァンフォーレ甲府、清水エスパルスの4クラブ合同で
対戦と交流を目的とした「中部日本横断シリーズ」を実施しました。

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登録選手

No. 名前 name ポジション 出身地
1 櫛引 政敏 Masatoshi KUSHIBIKI GK 青森県
2 三浦 弦太 Genta MIURA DF 愛知県
3 平岡 康裕 Yasuhiro HIRAOKA DF 静岡県
4 カルフィン ヨンアピン Calvin Jong-A-Pin DF オランダ
5 ヤコヴィッチ Dejan JAKOVIC DF クロアチア
6 杉山 浩太 Kota SUGIYAMA MF 静岡県
7 本田 拓也 Takuya HONDA MF 神奈川県
8 石毛 秀樹 Hideki ISHIGE MF 静岡県
9 長沢 駿(7月抹消) Shun NAGASAWA FW 静岡県
9 鄭 大世(7月加入) Tese CHONG FW 愛知県
10 大前 元紀 Genki OMAE FW 神奈川県
11 村田 和哉 Kazuya MURATA FW 滋賀県
13 犬飼 智也 Tomoya INUKAI DF 静岡県
14 澤田 崇 Takashi SAWADA FW 熊本県
15 村松 大輔 Taisuke MURAMATSU DF 静岡県
16 六平 光成 Mitsunari MUSAKA MF 東京都
17 河井 陽介 Yosuke KAWAI MF 静岡県
18 ピーター ウタカ Peter UTAKA FW ベルギー
19 ミッチェル デューク Mitchell DUKE FW オーストラリア
20 竹内 涼 Ryo TAKEUCHI MF 静岡県
21 杉山 力裕 Rikihiro SUGIYAMA GK 静岡県
22 枝村 匠馬 Takuma EDAMURA MF 静岡県
23 高木 善朗(7月抹消) Yoshiaki TAKAGI MF 神奈川県
24 高木 純平(3月抹消) Jumpei TAKAKI MF 熊本県
26 鎌田 翔雅 Shoma KAMATA DF 神奈川県
27 内田 健太(7月抹消) Kenta UCHIDA DF 三重県
28 八反田 康平 Kohei HATTANDA MF 鹿児島県
29 髙木和 徹 Toru TAKAGIWA GK 栃木県
30 金子 翔太(8月抹消) Shota KANEKO FW 栃木県
31 碓井 健平 Kempei USUI GK 千葉県
32 松原 后 Ko MATSUBARA DF 静岡県
33 加賀美 翔 Sho KAGAMI FW 静岡県
34 水谷 拓磨 Takuma MIZUTANI MF 静岡県
35 宮本 航汰 Kota MIYAMOTO MF 静岡県
36 北川 航也 Koya KITAGAWA FW 静岡県
37 ブエノ(2月抹消) Wellington Daniel BUENO MF ブラジル
38 福村 貴幸 Takayuki FUKUMURA DF 大阪府
39 白崎 凌兵 Ryohei SHIRASAKI MF 東京都
45 角田 誠(8月加入) Makoto KAKUDA DF 京都府

クラブスローガン

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Remember2014
あの年の屈辱を忘れない。
2015
厳しさと情熱を持って、誇り高きクラブへ。

HEAT!
とてつもなくサッカーに熱い清水へ。
とてつもなく勝負強い清水へ。
今、これまでを超える、強い、熱い、闘いを!

ATTACK!
未知の領域へチャレンジする勇気を。
選手、スタッフ、クラブが、果敢に挑む姿勢を。
今、強いメンタリティを胸に、立ち向かおう!

EXPRESS!
ピッチを、突き進む、駆け抜ける戦士に。
全速力で、敵ゴールに殺到するエスパルスに。
今、この情熱の闘いを、見せつけてやれ!

-BEYOND THE LIMIT!-
限界を越えろ。