CLUB クラブ沿革

2017

クラブ創設25周年のメモリアルイヤーは2年ぶりのJ1リーグ

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シーズン終盤から怒涛の9連勝でJ1復帰を勝ち取った16年シーズン同様、最終節までしびれる展開が続いた。

ホームアイスタで迎えた開幕神戸戦。71分に橋本和にゴールを奪われ黒星スタートとなってしまう。しかし、第2節アウェイ広島戦は、鄭大世のPKを守り抜きシーズン初勝利。翌節のアウェイ新潟戦は、枝村匠馬のクロスに鄭大世が頭から飛び込んで先制すると、さらにアディショナルタイムに松原后が果敢に攻め上がって追加点を決め、連勝を決めた。

第5節は4年ぶりの開催となる静岡ダービー。磐田に立て続けに3失点を喫したエスパルスは、アディショナルタイムの鄭大世のゴールが精一杯だった。リーグ連敗となってしまったが、続く第7節柏戦は見事に立て直して3勝目。シーズン序盤、まだ滑り出しは良かった。

第8節川崎F戦では、Jリーグ史上に残る出来事が起こった。14分、鎌田翔雅のパスカットから右サイドの鄭大世に展開。鄭大世のクロスにファーで合わせた金子翔太のゴールが、J1通算20,000ゴールというメモリアルゴール。日本サッカー界にその名を刻むことになった。また、この試合、3月29日にアル・ヒラル(サウジアラビア)から期限付き移籍で獲得したチアゴ アウベスが途中出場。アディショナルタイムに移籍後初ゴールを決めている。

前半戦最後の試合となった甲府戦で勝利し、4勝6分7敗の13位で折り返す。

後半戦に入ると第18節G大阪戦、第21節C大阪戦と、上位進出を目論むチームから連勝。ホーム3連勝を決める。その後、勢いに乗るかと思われたが、第22節で柏に4失点を喫するなど守備陣が耐えられず、今季初の3連敗。第25節甲府戦に勝利したものの、そこからリーグ8戦勝利なしと泥沼の状態となる。下位チームが着々と勝ち点を上げるなか、混迷を極める降格争いに巻き込まれることになった。そして勝利以外は降格の可能性のある最終節を迎えることになる。

その神戸戦、13分に渡邉千真に先制を奪われる苦しい展開。その悪い流れを救ったのは若きストライカーだった。直後の19分、エリア手前からのFKを獲得。これを北川がバーに当てながら直接決めて同点とする。26分には、夏の移籍でエスパルスに加入したものの、なかなか結果を出せなかった増田誓志がこぼれ球に右足を振り抜いて逆転ゴール。後半に入ると57分に、キャプテンの鄭大世が3点目を挙げて完勝となった。

この結果、エスパルスのJ1残留が決定。順位も1つ上げて14位フィニッシュとなった。

公式戦記録

明治安田生命J1リーグ 14位(34勝点 8勝10分16敗 36得点、54失点)
YBCルヴァンカップ 予選リーグ敗退
天皇杯 全日本サッカー選手権大会 4回戦敗退

主な出来事

4月21日 川崎フロンターレ戦で金子翔太がJ1通算20000ゴール目となるメモリアル弾を決める。
6月25日 ヴァンフォーレ甲府に二見宏志のゴールで1-0勝利。J1リーグでは757日ぶりとなるアイスタでの勝利となった。
7月8日 「クラブ創設25周年記念マッチ」でガンバ大阪に2-0で勝利し、メモリアルマッチに花を添える。
12月2日 最終節ヴィッセル神戸戦で3-1と勝利し、J1リーグ残留を決める。

登録選手

No. 名前 name ポジション 出身地
1 西部 洋平 Yohei NISHIBE GK 兵庫県
2 清水 航平(8月加入) Kohei SHIMIZU MF 福岡県
3 犬飼 智也 Tomoya INUKAI DF 静岡県
4 カヌ KANU DF ブラジル
5 鎌田 翔雅 Shoma KAMATA DF 神奈川県
6 杉山 浩太 Kota SUGIYAMA MF 静岡県
7 六平 光成 Mitsunari MUSAKA MF 東京都
8 チアゴ アウベス(3月加入) Tiago Alves Sales De Lima FW ブラジル
9 鄭 大世 Tese CHONG FW 愛知県
10 白崎 凌兵 Ryohei SHIRASAKI MF 東京都
11 村田 和哉 Kazuya MURATA FW 滋賀県
13 六反 勇治 Yuji ROKUTAN GK 鹿児島県
14 野津田 岳人(8月抹消) Gakuto NOTSUDA MF 広島県
15 ビョン ジュンボン(7月抹消) BYEON Jun Byum DF 大韓民国
16 村松 大輔 Taisuke MURAMATSU MF 静岡県
17 河井 陽介 Yosuke KAWAI MF 静岡県
18 長谷川 悠 Yu HASEGAWA FW 山梨県
19 ミッチェル デューク Mitchell DUKE FW オーストラリア
20 竹内 涼 Ryo TAKEUCHI MF 静岡県
21 高木和 徹 Toru TAKAGIWA GK 栃木県
22 枝村 匠馬 Takuma EDAMURA MF 静岡県
23 北川 航也 Koya KITAGAWA FW 静岡県
24 増田 誓志(8月加入) Chikashi MASUDA MF 宮崎県
25 松原 后 Ko MATSUBARA DF 静岡県
26 二見 宏志 Hiroshi FUTAMI DF 大阪府
27 飯田 貴敬 Takahiro IIDA DF 茨城県
30 金子 翔太 Shota KANEKO FW 栃木県
31 キム ボムヨン(3月抹消) KIM Byeom Yong DF 大韓民国
32 光崎 伸 Shin MITSUZAKI MF 愛知県
33 立田 悠悟 Yugo TATSUDA DF 静岡県
43 植草 裕樹 Yuki UEKUSA GK 千葉県
44 フレイレ(2月加入) Leandro Freire de Araujo DF ブラジル
45 角田 誠 Makoto KAKUDA DF 京都府

クラブスローガン

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FROM NOW ON!!

強く固まった絆。すべては、ここから、動き始める。
荒々しき闘い争う心。すべては、ここから、頂きをめざす。
限界を知らない伸びしろ。すべては、ここから、駆け上がる。

仲間と共に、サポーターと共に、
エスパルスのもと、ひとつになった力が、
2017年シーズン、すべては、ここから、昇華する。

WE ARE THE ONE.

J2での激闘も、熱く激しい魂で制した誇りを胸に、
この先の光へ向かおう。

J1の舞台で、一枚岩となって、
いざ、怒涛の闘いへ。