相手チームのキーマンを徹底的に潰せ! ©︎︎︎S-PULSE
理想とする試合展開を90分間追求し、札幌に勝ちきってホーム2連勝を!
リーグ戦では開幕からここまで1勝2敗のエスパルス。ゴトビ監督が
「最低でも勝点6は取るべき3試合だった」
と語っている通り、結果には満足できないが、チームが目指す魅惑的なサッカーが出来る時間は確実に増えつつある。
そんな中、現在の大きな課題は2つ。1つは自分たちのサッカーが出来る時間を更に長くすること、もう1はセットプレーの守備を強化することだ。その2つが特に浮き彫りになったのが前節の柏戦。
前半は、
「戦術的にほぼパーフェクトな戦いができた」
とゴトビ監督も言うように、後半は前半のようにパスをつなぐことができず、ラインも下がって押し込まれる時間が長くなってしまった。そしてゴール近くでのファウルが増え、セットプレーから2点を奪われ逆転負け。開幕から3試合、セットプレー以外の失点はなく、自分たちのサッカーが出来ている時間帯では優勝候補と言われる名古屋や柏をも圧倒していた。それが90分間続けられれば、勝利の確率は飛躍的に高くなるはずだ。
もちろん、そうした意識はチーム全体で共有できている。
「90分間、全部が全部ハイプレッシャーで行って、奪って速い攻撃というのは難しいと思うけど、柏戦の前半は後ろでうまくパスを回して、ボールをキープしながら休む時間も作れていたし、それを後半でもやれるようにしたい」(吉田豊)
という声も多くの選手から聞かれる。セットプレーに関しては、
「小柄な選手が多いのは少し不利な部分なので、コーナーキックとかフリーキックをなるべく与えないように、相手をゴールから遠ざけておくことが大事」(ヨン ア ピン)
という声もあり、その意味でも攻撃の時間=ボールを支配する時間を増やすことが重要になる。
今節の対戦相手札幌は、今季4年ぶりにJ1に復帰し、「J1定着」を目標にしているチーム。現時点で1分2敗(14位)とまだ勝利がなく、J1で戦っていく自信をつけるためにアウェイでも初勝利を狙ってアグレッシブに戦ってくるだろう。
ここまでの対戦成績では、エスパルスがホームで4連勝中だが、決して油断することはできない。また、エスパルスでも2004年に指揮を執っていた石崎信弘監督をはじめ、2010年まで在籍していた高木純平や、今季移籍した山本真希も活躍しており、とくに山本真は既に2ゴールを決めてチームの中心になっている。
石崎監督はどのクラブでも高い位置からのプレッシングに特徴のあるチーム作りを進めており、札幌も例外ではないため今節の戦いではプレス合戦でどちらが優位に立つかという見どころもある。
だが、そこはホームで戦うエスパルスとしては絶対に譲れないところ。球際での激しいぶつかり合いなど個々の競り合いにも勝ち、セカンドボールの競り合いにも勝ってボールを支配し、ハイテンポなパス回しで相手選手たちを消耗させることがチーム全体で目指す試合展開だ。
そして、決めるべきところを決めてホーム2連勝を果たし、試合終了のホイッスルが吹かれた時には、エスパルスの選手たちが涼しい顔をしているのに対して、相手選手はヘトヘトになって肩で息をしている。そんな理想的な勝ち方に少しでも近づけるように、スタンドからもオレンジ戦士たちに勇気と自信を与え続けてほしい!
公式ケータイサイトでは、アフシン ゴトビ監督と選手の前日コメントを公開!!
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2012 Jリーグディビジョン1 第4節 vsコンサドーレ札幌
3月31日(土)アウトソーシングスタジアム日本平
18:30キックオフ
テレビ/ラジオ中継
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