株式エスパルスは、2月1日(水)付でサッカー事業本部内の人事異動を下記の通り決定しましたので、お知らせいたします。


【趣旨および異動内容】

・新体制発表の折に触れたとおり、2017年度中長期方針で掲げた「トッププロ選手育成の早期化」実現に向けて、今後、現育成部門に対する様々な新規施策を講じる予定としている。育成部門を統括すべきポジションにある伊達サッカー事業本部長は、強化部長不在の2016シーズンに於いて実質的に強化部長兼任となっていたが、2017シーズンにおける育成部門に課した方針の重要性に鑑み、強化部長の兼任を解き、強化・育成両面を応分に統括する本来の本部長責務に戻すこととする。
・2016シーズン兼務ポストとなっていた強化部長職に、長年弊社強化部に籍を置き、チームを熟知している内藤氏を専任部長として任用し、短期指針である「2016年型サッカーの深化」達成に向けたサポート体制を強化する。
・2016シーズンにサッカー事業本部・監督コーチングスタッフ体制全てが新しくなったことから、旧来のチーム事情の把握、及び高難度な移籍補強交渉（小林監督招聘など）等の重要業務について手薄にならぬよう、長年強化に関わってきた原氏にサポートを依頼していた。2017シーズンについても新任強化部長サポートを主に、当該業務（強化全般の監修、国内外移籍補強交渉）を引き続き遂行することとし、当該業務全般の総称として、欧州クラブ基準に則りSD（スポーツダイレクター）職の名称を付与する。


伊達倫央　サッカー事業本部本部長兼強化部部長　→　(新)サッカー事業本部本部長
内藤直樹　強化部チーフスカウト　　　　　　　　→　(新)強化部部長
原　靖　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→　(新)スポーツダイレクター


【人事適性：資格要件】

■強化部長（新任）
内藤　直樹（ナイトウ　ナオキ）　48歳

●学　歴：
昭和62年 3月　東海大学第一高等学校卒業
平成 3年 3月　中央大学経済学部経済学科卒業

●指導暦：
平成11年 3月　東海大学付属翔洋中学校・高等学校　コーチ・監督

●職　歴：
平成 3年 4月　株式会社日立製作所入社
平成18年 1月　株式会社エスパルス入社、強化部スカウト就任

・東海第一高出身、地元生え抜きの元エスパルス選手（ディフェンダー）。高校時代は、全国大会優勝を経験。
・現役時代はエスパルスの他、サンフレッチェ広島、ヴィッセル神戸に在籍（通算7年）。
・広島では小林監督の標榜するサッカーを体得しており、同じサッカー軸による強化面からのサポートが可能。
・東海大翔洋高校コーチ・監督、エスパルスでのスカウト経験で顕著なる実績を収めた。内藤がスカウトした河井選手・六平選手・竹内選手・松原選手等、多くの選手が第一線で活躍しており、現チーム事情にも明るい。
・小林サッカーへの精通度、良質な選手を見抜く眼力、監督・コーチ等の現場経験に秀でており、新たにJ1カテゴリーで戦うための要職を担うに十分な人物である。


■ＳＤ：スポーツダイレクター（新役職名称付与）
原　靖（ハラ　ヤスシ）　49歳

●学　歴：
平成 5年 3月　大分大学経済学部経済学科卒業
平成12年 3月　大分大学大学院体育学修士卒業

●職　歴：
平成11年 4月　大分フットボールクラブ入社、コーチ・スカウト担当・強化部長歴任
平成23年 2月　株式会社エスパルス入社、強化部長就任
平成28年 1月　株式会社エスパルスと業務委託契約

・大分県出身、大分トリニータ後の2011年、強化部長としてエスパルス入社。一昨年J2降格を受け強化部長退任、昨年は業務委託契約を結び、実質的な強化部監修支援業務を行っている。
・小林監督とは大分時代より15年来の縁で同郷でもあり、監督招聘の立役者。この1年、監督を公私に亘り影で支え続け、監督からの信頼も厚い。
・金崎選手（鹿島）・清武選手（スペイン）・西川選手（浦和）・森重選手（FC東京）選手等、日本代表クラスの発掘・育成実績を有し、強化担当としての眼力やレベルは業界からの評価も高い。
・最近では強豪水原三星からエース鄭大世選手を獲得する等、その手腕は他クラブからの評価も高く、英語・ポルトガル語・ドイツ語に長けていることもあり、海外クラブとの交渉力も高い。