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【鹿島戦プレビュー】~再び首位を叩く準備はできている~

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エスパルスはホーム3連勝で柏戦を迎えた。序盤は打ち合いのような展開。共に決定機を迎えるも、両GKのファインセーブでスコアが動かない。このまま前半を0-0で終えるかと思われた45分。伊東純也にドリブルで独走を許して失点。後半直後にも追加点を許したが、54分だった。枝村匠馬が右サイドからふわりとしたクロスを送ると、鎌田翔雅がエリア内まで走り込み、胸トラップで浮かしボレーシュート。ボールは中村航輔の股を抜けてネットを揺らし1点を返す。前々節C大阪のように、ここから逆転へ。サポーターもその展開に期待したが、柏に決定的となる3点目を決められると、最後はクリスティアーノに4点目を叩き込まれて万事休す。終わってみれば、今季最多の4失点での完敗となった。

ここまでエスパルスは後半戦5試合を消化し、2勝1分2敗。上位との対決が続くなかでの勝ち点7はそれほど悪い成績ではないだろう。しかし、内容を見てみると、完封勝利した第18節G大阪戦を除いて、残り4試合は全て先制されている。第19節C大阪戦のように2点差を引っくり返した試合もあるが、それは毎回できるようなことではない。それよりも、まずはエスパルスが先制点を奪うことの方が勝利には近づくことは間違いない。特に失点の多い前半をゼロで抑えて後半勝負に持ち込みたい。

前節、鹿島はアウェイ川崎F戦。首位鹿島と4位川崎Fとの上位対決は意外な展開になった。前半アディショナルタイムの45+1分。川崎Fは、右サイドから家長昭博が中央にボールを転がすと、阿部浩之がスルー。後ろからカバーに入った西大伍のスライディングがオウンゴールとなってしまい、鹿島は先制を許す。さらに後半開始直後には、エウシーニョのくさびのボールに登里享平が落とすと、阿部がゴールにパスをするような流し込むシュートで2点目。家長にさらに1点を追加され、リードを3点に広げられた鹿島は、87分に三竿健斗のクロスに鈴木優磨が頭で合わせて1点返すも、時すでに遅し。鹿島にとっては実に10戦ぶりの敗戦となった。

このような試合展開で思い返すのは、エスパルスが前回鹿島と対戦した第4節だ。金子翔太、白崎凌兵のゴールで2点を先取。ここから3点を決められ試合をひっくり返されたが、前節の川崎Fのようにエスパルスに3点目が入っていたら同じような展開になっていたのかもしれない。それは難しいかもしれないが、試合巧者の鹿島にも付け入る隙があるということが分かる試合になった。

また、今節並々ならぬ意気込みを見せているのは、古巣対決となる増田誓志。プロの世界に初めて飛び込むことになったチームで計8シーズン在籍し、「サッカーの技術というよりは、戦えるかどうかというところ」を叩き込まれた。エスパルスにとって、いま必要なのはその部分になるだろう。ピッチの中で気持ちを表現し、チームを中から変えてくれることに期待だ。

最後に勝つのは自分たちだと思っている
と勝利を誓う。

さらにリーグを何度も制覇した「勝者のメンタリティー」を持った清水航平も加入し、チームは変化しつつある。前節の負けを引きずることはあってはいけない。そもそも、C大阪を倒して首位から引きずり下ろしたように、エスパルスが上位チームから勝ち点を奪うのは、今季の特徴。今節も首位を倒して、ホームに帰って来る。



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2017明治安田生命J1リーグ 第23節   
8月19日(土)18:30キックオフ 

鹿島アントラーズ vs 清水エスパルス
@カシマサッカースタジアム
<テレビ/ラジオ中継>
DAZN

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