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【川崎戦プレビュー】~消極的にならずに、積極的に~

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第25節甲府戦の無失点で守備が安定したかに思えたが、リーグ川崎Fでは3失点を喫してしまった。試合後に北川航也が、
失点はディフェンスラインだけのせいではなく、フォワードである自分たちのせいでもある
と語っていた。もちろんフォワードのせいでもなく、チームとしての責任ということになるだろう。

3点目は、チームが前がかりになっており、さらにシュートがディフェンスの足に当たってコースが変わったため、不運なゴールだったと言える。だが、先制されたゴールはセットプレー。第21節C大阪戦ではセットプレーから2失点を喫し、それ以降4試合セットプレーからの失点は収まったが、ここで再びセットプレーからやられた。もう一度引き締めてやらなければいけない事項である。また2点目は谷口彰悟にスルーパスを通され、車屋紳太郎に裏を走られて崩された。しかも、1失点目からわずか10分ほどでの失点。それまで中央では粘り強い守備で跳ね返せていたため、サイドの守備をしっかりしたかった。

そう考えると、失点の全てがもったいなかったということになる。後半に入り相手が疲れたところで、エスパルスがボールを握る展開を作ることができていた。全く勝てる見込みがなかったという訳ではないだろう。

リーグから4日後の再戦。鎌田翔雅は、
やりにくさはもちろんある。前回のイメージが残った中で試合をすることになるが、だからといって引いたら余計にやられてしまう
とこの試合の複雑さを話している。今季ここまで、同一カードで連戦は2回ある。相手は仙台で4月26日のルヴァンカップ第3節(1-3●)、そして4月30日のリーグ第9節(0-3●)、2つ目はFC東京で5月31日のルヴァンカップ第7節(2-1○)そして6月4日のリーグ第14節(0-2●)となっている。つまり、2試合目には勝てていない。今回は、その難しい戦いを制しなければいけない。

昨季の天皇杯は、この4回戦で敗れた。リーグ戦から先発全員を入れ替え臨んだG大阪戦。90分間、そして延長前半まで耐え抜き無失点。112分に長沢駿に決められて準決勝進出を逃してしまったが、ほぼレギュラーのG大阪に対して一歩も引かない姿勢、劣勢の中でもチャンスを必死に作り出そうと奮闘する姿があった。それは3日後に行われたJ2第41節岡山戦に出場したメンバーにも響くものがあったのだろう。前半で2点をリードし、後半1点返され、終盤は防戦一方だった。しかし、最後まで鄭大世を含めてチーム全員で1点リードを守り抜いた。その勝利で、最終節となった徳島戦でも勝利を収めて昇格を決めることになった。

この試合は昨年の天皇杯のリベンジでもあり、また川崎Fとのリベンジの試合でもある。また、次のリーグにつなげる試合でもある。

ここで同じようなやられ方をしていたら話にならない
と白崎凌兵が熱く語っているように、今度こそ川崎Fに勝利しなければいけない。そのためには、やはりエスパルスらしさを見せられるような展開に持ち込みたいだろう。リーグ川崎F戦は累積警告で出場できなかった松原后も、
「試合をスタンドから観ていて、チャレンジ精神が足りないのかなと思った。もっと自分たちがチャレンジしていくという気持ちを見せなければいけない」
と意気込む。一度負けたからと言って消極的になるのではなく、積極的なサッカーで勝利を勝ち取りたい。



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第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 4回戦
9月20日(水)19:00キックオフ 

川崎フロンターレ vs 清水エスパルス
@等々力陸上競技場

<テレビ/ラジオ中継>
スカパー!(Ch.309)/スカパー!プレミアムサービス(Ch.613)/スカチャン5(Ch.585)

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