NEWSニュース

【新潟戦プレビュー】~今季最後のアイスタで、最高の試合を見せる~

©︎︎︎S-PULSE

前節札幌戦は警戒してきたジェイに2発を喫して敗戦。他会場では広島が勝利し、甲府が敗れたため、甲府が降格圏に転落した。エスパルスにとって、降格圏との差は3に縮まってしまったことになる。しかも、甲府とは得失点差で2点上回られており、実質は1勝差もない。まさに、崖っぷちだ。ただ、残り2試合、エスパルスが連勝すれば自力で残留を決められることは間違いない。

アウェイの新潟戦では、右サイド枝村匠馬のクロスにファーサイドで鄭大世が頭で押し込んで先制。後半アディショナルタイムには松原后がエリア内まで駆け上がり、ボールを受けるとエリア内でターン。左足を振り抜いて決めた。これで新潟には4戦負けてない。

新潟は、リーグ中盤に6連敗を含む16戦勝ちなしなど成績が低迷し、第14節からここまで最下位に沈んでいる。ところが、「負ければ降格が決まる」ということが現実となり始めてからの強さがあった。第29節から4試合で3勝1分と負けていない。しかも、その3勝は全て1-0。ここまでの失点がリーグで最多の58ということを考えると、勢いだけではなく、守備陣がいかに改善してきているのかが分かる。また、山崎亮平、ホニの両サイドハーフのドリブル突破や、両サイドバックのオーバーラップなど、全員が前掛かりになって攻撃をしてくる。メンタル面でも、降格が決まったとは言え、前節サポーターの激励を受けた選手たちは、決して手を抜いてくるようなことはしないだろう。そう考えると、エスパルスにとってはやりにくい時期に、やりにくい相手との対戦となった。

今節は白崎凌兵が累積警告で出場停止。チーム1、2の運動量で、攻守において貢献している10番が抜けることは大きい。しかし、そこはチーム全体で補わなければいけない。今週の練習でも、小林伸二監督が試行錯誤を続け、選手間でも激しいポジション争いが繰り広げられている。試合当日まで、それは続くことになるだろう。

攻撃陣では、5試合連続無得点と苦しい状況が続いている。しかし、前節もチャンスがあった北川航也はこう話す。
力みがあるのかもしれない。ただ、1つでも点が取れたら変わる

チャンスは毎試合作れており、ゴールまでは確実に近づいている。よって攻撃の形を変える必要はなく、あとは精度の問題だ。それは選手たちも分かっている。さらに鄭大世、チアゴ アウベスなども復帰しており、攻撃陣全員がゴールを目指すことで、その最初の1発を決めたい。

エスパルスはこの試合に勝利し、広島が負けるか、甲府が引き分け以下で残留が決まる。今季ここまでホームでは3勝とスッキリしない試合が続いているが、最後こそは快勝したいという気持ちは誰もが持っている。また、試合後には杉山浩太の引退セレモニーがある。ユースの後輩である北川が、
杉山選手のセレモニーもあるので、勝たなければいけない。他会場の結果もあるが、勝って残留を決めたい
と話すように、クラブの功労者を良い形で送り出したいという気持ちで、チームは団結をしている。

シーズン当初の目標である9位は果たせなかった。ホームではサポーターを満足させる試合は少なかったかもしれない。しかし、このホーム最終戦、今季最高の試合をして締めくくること。そうしてサポーターに、せめてもの恩返しがしたいところだ。



 公式モバイルサイトでは、小林伸二監督と選手の試合前日コメントを公開!! 


**********

2017明治安田生命J1リーグ 第33節   
11月26日(日)13:00キックオフ 

清水エスパルス vs アルビレックス新潟
@IAIスタジアム日本平

<テレビ/ラジオ中継>
DAZN
SBSラジオ/エフエムしみず

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

**********

●エスパルス公式モバイルサイトへのアクセス方法はこちら>>

ニュース一覧

あなたにオススメのニュース