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【磐田戦プレビュー】~ダービー2連勝へ。次はリーグ戦のメンバーも続きたい~

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今季ダービー2戦目。前回対戦はルヴァンカップ開幕戦だった。ここで勝利を挙げたものの、満足している選手は誰もいないだろう。「ダービーは全て勝たなければいけない」。それが代々受け継がれてきたエスパルスの魂だ。良い内容の試合は誰も望まない、勝利こそが求められる試合になる。

エスパルスはリーグ前節横浜FMと対戦した。特異なシステムを取る横浜FMに対し、エスパルスは相手の後方にできたスペースを使って相手を押し込む展開を作る。しかし11分に、一瞬の隙を突かれてウーゴ ヴィエイラにゴールを割られてしまうと、チャンスは作ったものの、最後までゴールは遠く無得点で今季リーグ初黒星を喫した。

それでも、その4日後にルヴァンカップのメンバーが悔しさを吹き飛ばす試合を見せた。札幌に先制される展開から、前半アディショナルタイムに西村恭史のカットからカウンターを仕掛け、北川航也がエリア内で反転からゴールを決めて同点。さらに、後半に入ると兵働昭弘のコーナーキックから、鄭大世が頭で合わせ、逆転でカップ戦ホーム2連勝を飾っている。

一方の磐田は、これまで2勝1分2敗で10位タイ。開幕から2連敗と苦しんだが、リーグ前節は浦和と対戦し勝利を挙げている。それは、「ここまで勝利がなく、調子が上がらない浦和を倒した」というだけの試合ではなかった。

序盤に、エリア内で大井健太郎がハンドを取られる不運から興梠慎三にPKを決められ、先制を許す苦しい展開。しかし45分、ゴール前の混戦に川又堅碁が思い切り良く飛び込むと、最後は左足アウトでGKの上を狙う技ありシュート同点。さらに川又は、後半にもカウンターからドリブルで相手陣内深くまで運び、相手のタックルをものともせずシュートを放つ。ボールはディフェンスの足に当たりながらゴールに収まった。エースが2得点を挙げて逆転勝利という、1勝以上のものを手にすることになった。

この直後に行われたルヴァンカップ甲府戦でも、磐田は再びの逆転劇。古巣の金園英学に先制ゴールを奪われるも、54分に山本康裕のゴールで同点に追いつく。しかし、61分に再び突き放され、試合は終盤に突入。ここから勝負強さを見せた。86分には左サイドでスローインを受けた荒木大吾が、囲まれた3人のディフェンスを外して、角度のないところから左足でミドルシュート。これがファーポストに当たりながらゴールに決まって同点。さらに、90+3分にも荒木がコーナーキックのこぼれ球を押し込んで土壇場で勝ち点3を挙げた。2試合を逆転で飾り、いまギアを上げてきている。

劣勢からしぶとく勝利を掴んできているのは、気持ちの強さの現われだろう。アダイウトン、ムサエフというキーマンを相次いでケガで失っているが、その2人の分を全員が補っている。その上で川又や荒木が上記のように1試合に2得点を挙げており、流れに乗っている状態だ。

エスパルスの勝利のカギは無失点に食い止めることだろう。ここまで無失点試合は開幕戦の鹿島戦のみ。今のところ大崩れはしていないが、1つの失点が大きな傷口になることもある。攻撃陣は未だリーグトップの得点力を誇っており、攻守両面で力を発揮したい。

ルヴァンカップのダービーでの勝利でチーム層の厚さを見せることになったが、今回のリーグ戦では、単純にどちらのチームが強いのかということを決める試合になる。カップ戦の選手たちの活躍、特に前節スタメン落ちの悔しさ晴らした北川航也の同点ゴール、さらに逆転ゴールを決めた鄭大世の雄叫びを見て、奮い立たない選手はいない。あとはリーグ戦のダービーでも結果を残すのみだ。


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2018明治安田生命J1リーグ 第6節   
4月7日(土)15:00キックオフ 

ジュビロ磐田 vs 清水エスパルス
@エコパスタジアム

<放送>
DAZN/静岡放送

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