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【柏戦マッチプレビュー】~アイスタ初勝利の機運、高まる~

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エスパルスは前節、ようやくスカッとする試合を見せた。調子の出ない名古屋に対して前半からチャンスを作る展開。それはこれまでもあった。しかし、今まで違うのはそこに結果が生まれたというところだろう。44分、自陣から河井陽介がドリブルで持ち込んでスルーパス。ボールを受けた北川航也は、ここまで何度も翻弄してきたホーシャをかわし、左足でゴールに流し込んだ。ここまでチームとして5試合で1得点しか挙げられなかった。決定力不足と言われている中で、ようやくその扉を開くことになった。すると後半に入っても、石毛秀樹のグラウンダーのミドルシュートが決まってリードを広げ、コーナーキックから1点返されるも、金子翔太のゴールでさらに引き離し3-1で勝利。エスパルスは、連敗を3で止め7試合ぶりに勝利を手にした。

攻撃陣にようやく結果が出たことは、これからに向けても大きい。1人の選手だけが調子を上げたのでなく、この試合でも3人で3得点を奪うなど、チーム全体で得点が奪えている。元々、守備陣は大崩していない。そこに序盤に見せた強力な攻撃が戻ってくると、勝利は自ずと積み重なってくるだろう。それだけ大きな価値を持つ勝利だった。

一方の柏、前節の相手は3連勝を含む4戦負け無しの浦和だった。しかも、オズワルド オリベイラ監督の初陣という難しいゲームだった。最初のビッグチャンスは浦和。34分、長澤和輝にエリア内でシュートを打たれるも中村航輔がファインセーブでしのぐ。逆に40分には、中川寛斗のクロスに江坂任がボレーで狙うが、西川周作のファインセーブ。両GKの好守で試合は緊迫感を保った。後半に入ってもそれは続き、両チーム1歩も譲らない展開になった。48分にキム ボギョン、江坂、そして中川にパスがつながり、1対1のビッグチャンスを迎えるが、シュートは西川に防がれる。しかし72分、再び中川にチャンスが訪れる。中山雄太のクロスに、江坂が落とす、エリア内で受けた中川は落ち着いて右足でゴールを決めて、ようやく試合を決めた。

柏は、この勝利で連敗を止めた。一方のエスパルスも、前述のように連敗を3で止めている。つまり、両チームとも、この試合でさらに弾みをつけたいという気持ちで臨むだろう。ただ、エスパルスはホーム、アイスタで戦うというアドバンテージがある。ここまで、ホームで勝てないのは確かだ。しかし、それに対して選手たちは毎回悔しい思いを持っている。

『ホームで勝てない』と言われているので、そういう人たちも見返さなければいけない
と河井は言う。ただ、こうも言っていた。
でも、それに敏感になりすぎないことが大事。普段通りのサッカーをすること

チームとして結果が出ないとき、たとえ良いサッカーを見せても勝利ができなかった。「勝てば全てが変わる」と選手たちは口々に話していた。前節勝利して、いま流れが変わってきている。昨季から続く13戦ぶりのアイスタでの勝利へ、その機運は高まっている。今度は「アイスタで勝てば全てが変わる」ということになるだろう。



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2018明治安田生命J1リーグ 第11節   
4月28日(土)14:00キックオフ 

清水エスパルス vs 柏レイソル
@IAIスタジアム日本平

<放送>
DAZN/NHK BS
エフエムしみず

公式モバイルサイトでの『LIVEテキスト速報』でもお楽しみいただけます。 

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