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【甲府戦プレビュー】~3度目の正直で、次のステージ進出へ~

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今回が3度目の対戦。今年からJ1、J2とカテゴリーが分かれた両チーム、本来であれば対戦することのなかった甲府と、今度は天皇杯で対戦する。ルヴァンカップでの甲府との2戦は、1分1敗と未だ勝てていない。その中で、中銀スタジアムでの対戦は0-1で敗れているなど、ここに来て嫌なチームとの対戦となった。

エスパルスは、6月28日から7月4日まで1週間の御殿場キャンプを行っている。主にクロスへの対応、守備の形など、前半戦で失点したパターンの克服に力を注いできた。攻撃陣もクロスからシュート練習を毎日居残りで練習しており、そこからのゴールにも期待だ。

天皇杯2回戦から登場したエスパルスは、今治と対戦している。最初にチャンスを作ったのはエスパルス。鄭大世が金子翔太のスルーパスに抜け出して1対1のチャンスを作るが、これはGKに防がれ先制とはならない。逆にミスから今治にも1対1の状況を作られるなど、試合は打ち合いのゲームとなった。しかし、今治の決定機をことごとく西部洋平が防いだのに対し、エスパルスは77分に、左サイドに開いた鄭大世のクロスに、中央で河井陽介が合わせてゴール。見事に決定機を沈め、苦しみながらも初戦を突破した。

甲府の2回戦は、流通経済大学と対戦した。序盤からリンスのシュートが相手ゴールに襲いかかるが、バー、または必死のディフェンスに阻まれる。それでも11分に、松橋優の縦パスに抜け出した田中佑昌が飛び出してきたGKを超すループシュートで先制。しかし、20分には相手のプレスにはまり、センターバックがボールを奪われて失点。同点に追いつかれてしまう。しかし、そこはプロの意地。50分には、左サイドの松橋のクロスから田中という、先制点と同じホットラインから勝ち越しゴールを奪うと、79分にはゴールキックを前に流し、相手GKのクリアボールをブロックした曽根田譲がゴールに押し込んで3点目。終わってみれば、プロの力を見せた試合となった。

甲府は4月30日に吉田達磨監督と契約を解除し、新監督に上野展裕氏が就任している。つまり、エスパルスとしては、今回の対戦が新体制としては初めての対戦となる。吉田前監督時代は、11試合で2勝5分4敗という成績。5分という引き分けの多さが示すとおり、勝ちきれない試合が多かった。しかし、上野新監督が就任してからちょうど同じ11試合で6勝2分3敗と成績が上向いてきている。ただ、現状では11位と未だ中位にとどまっている。上野監督は当時JFLだった山口をJ3へ昇格させ、その翌年にJ2へ昇格させるなどの手腕を発揮している。エスパルスがJ2だった16年に対戦しており、アウェイでは勝利したものの、ホームでは2-2の引き分けと苦しめられた。

これまでの甲府とのリーグでの対戦成績では10勝3分1敗と、相性は良い。だが、J2はワールドカップ期間中でも試合は進んでおり、エスパルスと比べると試合勘の部分では差があるのかもしれない。ただ逆に言えば、甲府より心身ともにフレッシュな状態で戦うことができる。いずれにしても、「3度目の正直」という言葉があるように、今回こそ勝利してJ1としてのプライドを見せたい。


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天皇杯JFA第98回全日本サッカー選手権大会 3回戦   
7月11日(水)19:00キックオフ 

ヴァンフォーレ甲府 vs 清水エスパルス
@山梨中銀スタジアム

<放送>


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